デヴィ夫人

 2026年9月8日、元スタッフ女性2人への暴行罪に問われているデヴィ夫人(86)の第2回公判が東京地裁で開かれ、検察側は罰金20万円を求刑した。

 しかし、この日のニュースを巡り、デヴィ夫人が自身のXで“大手テレビ局”への猛クレームを展開したことで、ネット上が騒然となっている。それは、長年“蜜月関係”を築いてきた日本テレビだ——。

デヴィ夫人「日テレの報道には失望」

 事件の真相を巡っては、2025年2月に都内の飲食店で秘書だった女性へシャンパングラスを投げつけた疑いや、同年10月に愛犬の緊急搬送を巡り動物病院で元マネージャー女性へ暴行を加えた疑いが持たれており、検察側は「継続的かつ一方的な暴行」として罰金20万円を求刑。

「この日、夫人は紫色のワンピースにハイヒールを履いて出廷しました。裁判官から証言台に立つように言われましたが、一礼して着席したんです。裁判官は“立った状態で”と促したのですがそれでも立ち上がらず、結局、弁護士から言われようやく立った、という感じでした」(スポーツ紙芸能記者)

 被害者の陳述書によると、秘書だった女性は「恐怖心はすさまじく、その場で動けなくなりました。コンビニに行って警察に通報した後、涙が止まらなくなりました」当時の恐怖を語り、マネージャーだった女性も「『サイコパスだから』と趣旨の理解しがたい内容の手紙」が届いたと語った。

 しかし夫人は「わたくしは今日この場にいるのが不思議でなりませんが、わたくしの不徳の致すところと反省しております」と反省の弁を述べるも「シャンパングラスは投げておりません。殴る蹴るは一切しておりません」と一部を否定し、双方の主張は真っ向から対立している。

 各報道媒体がこのニュースを報じたわけだが、日本テレビ系のニュースで報道された内容に対し、夫人の怒りが爆発。自身のXで苦言を呈したのだ。

《日テレの報道には失望。私はシャンパングラスは投げていません、殴る蹴るも全くなかったと否定。にもかかわらず、被害者の発言のみを報道するのは、公平でなく、偏見。目の前にいる人に、おしぼりさえ当ててないのに、グラスを投げつけるなど。弁護士が明白な論理で、検察側が出してきた主張に反論しています。》

出川哲朗との『イッテQ!』出演

 長年、関係を築いてきたテレビ局から一方的な印象を与える報道をされたことに、夫人は強い落胆と不快感を露わにした。

「夫人と日テレといえば、各番組での“ご意見番”としての出演だけでなく『世界の果てまでイッテQ!』では強固な信頼関係で知られています。出川哲朗さんとの過酷なロケは、お茶の間の大人気企画でした。長年、日テレに貢献してきただけに今回の報道には思うところがあったのかもしれません」(同前)

 ほかにも『踊る!さんま御殿!!』『ぐるナイ』『行列のできる相談所』、ドラマ『相続探偵』ではタレント枠を超えて本人役で女優としても出演。

 この報道に関しさまざまな裁判取材してきた一般紙の社会記者は、別角度の見方をする。

「裁判報道においては、求刑や検察側の論告が速報されやすい傾向がある一方で、被告側の反論がどこまで丁寧に報じられるか、これは常に議論が分かれるところです。テレビ局側は“報道機関として客観的な事実”を報じたという立場でしょう」

 被害者2人はいずれも「厳正な処罰を求める」と訴える中、夫人の弁護側は、事件後の出演キャンセルなどで約9000万円の損害を負い、すでに社会的制裁を受けていると主張。判決は10月6日に言い渡される。