ケーキ店『さんらいず』の事件では3人が亡くなっている

 岐阜県本巣市にあるケーキ店『さんらいず』で起きた凄惨な事件。9月5日に大きな火柱が上がるほどの火災が発生し、2階建ての店舗兼住宅の同店の窓ガラスは割れ、建物の後ろまで見えるほど焼け落ちるなど、無残な姿になっている。

ケーキ店オーナーは「すごく親切」

 火事が起きてから3日が経過したあとも、現場付近にはゴムが焼けたような匂いが残るなど、大規模な火災であったことが伺える。

「焼け跡からは女性と男性が亡くなり、70歳の葬祭業の会社員・林寛至さんは駐車場に止めてあった車内で火傷を負った状態で発見され、病院に搬送後、死亡したことが確認されました。ケーキ店のオーナー女性は病院に搬送されています。

 事件が起きた日は、オーナー女性を含めた同級生ら計10人が集まっており、麻雀をするなど、“同窓会”のような会合があったとのこと。しかし、林さんはその集まりに招かれていなかったそうです。焼け跡からは、ガソリンを入れていたとされる携行缶や複数の刃物が発見されており、警察は林さんに放火・殺人の疑いがあるとみて捜査を進めています」(全国紙社会部記者)

 亡くなった男性は腹部を正面から刺されており、死因は失血死。この傷は大動脈に達していたことが判明している。

 放火・殺人の可能性が浮上しているこの火災。『さんらいず』を度々訪れていたという60代の女性は、同店について次のように語った。

「このあたりにあるケーキ店の中では、一番おいしいと思いますよ。地元の人たちからも愛されているお店でした。オーナーはいつも厨房にいるので、店内で見かけることは少なかったですが、町内会の班が一緒だったので、奉仕活動や掃除などでよく一緒になりましたね。

 すごく親切な人で、恨みを買うような人だとは思ってもいませんでした。こんな事件が起きるなんて、今でも信じられません…。火災の翌日のニュースで放火や殺人の可能性があると知って、本当に驚きました」

男女間の“いざこざ”か

 気さくで親切という証言はほかにも得られており、その人柄が明らかになるケーキ店のオーナー。近隣に住む50代の男性は、

オーナーの女性は8年ほど前に配偶者と死別されたと聞きました。お子さんは見かけたことはありませんが、上京されているそうですよ。死別後は母親と2人で暮らしていましたが、その母親も何年か前に施設に入居されて、いまは一人で暮らしているそうです。林さんのほうも15年ほど前に奥様が亡くなられて、それ以降は娘さんと2人で暮らしていました。

 オーナーと林さんはお子さんからも公認のカップルで、ふたりの関係性について知っている人も多かったのではないでしょうか。ただ、“結婚はしない”方針らしく遺産相続など、複雑な問題が絡むためだったとか」

現場には携行缶と複数の刃物が見つかっている

 林さんについて、林さんが身を置く葬祭会社を利用したことがあるという80代の男性は、

「うちの両親が亡くなったときに利用させてもらいましたが、丁寧に対応してもらい、とてもいい会社だと感じましたね。

 私が知っている限りでは、林さんは悪い人という印象はなく、悪い噂は聞いたことがありませんでしたね。(ケーキ店の)オーナーと付き合っていたという話は聞いていましたけど、男女のことですから、当日に何かいざこざがあったのかもしれませんね。最初から計画していたというよりは、何かのきっかけでカッとなってしまったというほうが、私には自然に感じますね」

 ともに悪い話は聞かなかったという証言が上がるふたり。仲睦まじい様子も目撃されていたが、いったい何があったのか。警察による慎重な捜査と全容解明が待たれる。