「またやっちゃった」「また明日」と、食事を何度も無駄にする男。『VIVANT』第17話で描かれた、あまりに非道な振る舞いが視聴者の怒りを買い、いつしか「フードロスニキ」と呼ばれるまでになった。SNSを騒然とさせたこの嫌われ役を演じているのは、いったい……。
再共演も視聴者からは嫌悪感マックス
「胸クソ悪い」
9月6日に放送された日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第17話放送後、SNSで冒頭のような罵倒を浴びることになったのが、敵組織「シンシー」の諜報員・沈俊宇(シン・ジュンユー)だ。
公安の野崎守(阿部寛)が潜入捜査を見破られて拘束され、救出に向かったドラム(富栄ドラム)も捕らえられる展開に。2人が収容された牢獄で、沈は野崎に食事を運ぶが、目の前で食事をこぼしては「またやっちゃった」「また明日」と繰り返す。さらに、衰弱していく野崎を嘲笑するなど、その非道ぶりが描かれた。
この場面に視聴者の怒りが集中し、SNSでは沈俊宇を「フードロスニキ」と呼ぶ声も。放送後には「食べ物を粗末にするな」「最低すぎる」といった反応が相次いだ。
そんな強烈な役を演じたのが、高崎俊吾(33)。2013年に初舞台を踏んで以来、2.5次元舞台を中心に活動してきた俳優で、『ハイキュー!!』や『家庭教師ヒットマンREBORN!』、『弱虫ペダル』などの人気タイトルでキャラを演じてきた。
最近は映画『正直不動産』、NHK連続テレビ小説『おむすび』など、俳優としても活動の場を広げている。さらに、慶應義塾大学経済学部を卒業しており、演技とはまた違う知的な一面も持っている。
「舞台経験が豊富な俳優だけに、今回のような短い登場でも、表情や間、声のトーンで人物の嫌らしさをしっかり表現できるのでしょう。これまで舞台で培ってきた演技力が、映像作品でも少しずつ知られるようになってきた印象です」(芸能ライター、以下同)
実は、高崎と阿部は今回が初めての共演ではない。2025年放送の同じ日曜劇場『キャスター』にも星刑事役で出演。主演の阿部と同じ作品に出演しており、今回の『VIVANT』で再び顔を合わせることになった。
「『キャスター』では刑事役、『VIVANT』では敵組織の諜報員と、作品によって異なる役柄を演じています。
特に今回は、食事を故意にこぼすという視聴者の感情を逆なでする行動が繰り返し描かれたことで、役そのものが強く印象に残りました。今後、映像作品でどのような役を演じるのかにも注目したい俳優です」
これまで舞台を中心に活動してきた高崎にとって、強烈な印象を残した今回の役柄が、良くも悪くも注目を集めるきっかけになったようだ。
