物価高騰で国民の生活が苦しい中、驚きの予算要求を発表した高市早苗内閣。その“使い方”が伺える政府のSNS投稿に対して、世間からは冷ややかな反応が集まっている――。
「こんなことに72億円使うの?」国民が憤慨した動画
9月上旬、内閣官房庁が発表した2027年度予算の概算要求方針。全体としての予算要求は今年度の約2.7倍にあたる3026億円だった。その中で、特に注目を集めたのが「内閣広報室」の経費だ。
「各項目、軒並み予算要求が増加していますが、内閣広報室はなんと昨年度予算の10倍超となる72億円を要求。内訳は重要政策などの国内発信に約66億円、海外からの世論誘導といった“認知戦”への対応も含む海外発信の強化に約5億円をあてるとのことですが、国民からは不信の声が殺到。ネット上では“プロパガンダやりまくる気だ……”“タガが外れてる”“無駄金ばかり使う”といった意見が噴出しています」(全国紙政治部記者)
そんな中、9月8日に首相官邸がX(旧ツイッター)にある動画を投稿。この内容が、火に油を注ぐ形となっている。
「官邸がポストしたのは、鈴木憲和農林水産大臣が食分野の最先端技術を紹介する映像。これまでにも公開されているシリーズで、今回はイチゴがテーマでした。“おはようございます。いい日差しですね。ということで、今回はイチゴです”と語る鈴木大臣は、イチゴのかぶりものとサングラスをした姿で登場。
イチゴを試食するなどして生産の現場をリポートする内容でしたが、まるでバラエティー番組のタレントのような演出に対して、世間からは“下手くそな動画作ってないで政治家としての仕事をきちんとしろよ 何だよ72億って国民バカにすんなよ”“こんなことに72億円使うの?アホにしか見えん”“本気でバカげている。血税使ってこんな事やって恥ずかしくないのか?”“税金で芸人の真似事するのはやめてください”など、批判の声が殺到しています」(同・政治部記者)
政府の姿勢については、世界的美術家の奈良美智氏もXで《すごい宣伝費。国内向け宣伝費か?広報を任されてる会社、去年の10倍儲かるのかな?理不尽なことが多い政権》と厳しく非難。奈良氏は4月29日におこなわれた、政府主催の昭和100年記念式典での高市首相の振る舞いに関しても、《高市は平和に関する教育を受けてはいないと確信している。ゴキブリは殺さないくせに「戦闘員には最後まで戦ってもらいます」と何様につもりで言うのか。まさに「生きて虜囚の辱を受けず」という大日本帝国の戦陣訓そのまま》と辛辣な言葉で苦言を呈していた。
「72億円を要求した内閣広報室に対しては、『北斗の拳』シリーズの主題歌を手がけたミュージシャンのうじきつよし氏もXで《みんなの大切なお金 72億円の使い道『自分をよく見せるため 自分を評価するため 自分の力を誇示するために』》と揶揄しています。各方面から厳しい目が向けられており、巨額な予算要求の一方で軽いノリの投稿をしている限りは、国民からの支持を得られるとは到底思えません」(政治ジャーナリスト)
減税や給付金で支持獲得を狙う一方、“無駄な使い道”を減らさないようでは……。
