東京ヤクルトスワローズが神宮球場で開催を予定していたイベント『シャンパン ル・レーヴ・ブリヤン Day』が、開催当日となる9月14日に急きょ中止される事態となった。
球団公式サイトでは「諸般の事情により、イベントを中止することとなりました。急なご案内となりましたこと、深くお詫び申し上げます」と発表され、理由の詳細については明かされていない。
少年たちの前でキャバ嬢が始球式
プロ野球の公式戦において、当日に協賛イベントが取りやめになるのは異例中の異例。この“土壇場キャンセル”の背景には一体何があったのだろうか——。
問題となったイベントは、特定のシャンパンブランドを冠にし、プロモーションの一環として企画されていたものとされる。
「実はこのイベント、告知段階からSNSやファンの間では大きな物議を醸していました。協賛スポンサーの商材がアルコールであるシャンパンであることに加え、特設ブールの設置、オリジナルうちわの配布、キャバ嬢経験者らによるグループ『CHANCE GALs』の出演、さらに人気インフルエンサーで元キャバ嬢による始球式も予定されていました。
プロ野球は少年少女野球に励む子どもたちや、ファミリー層が多く訪れるスポーツの場。長年チームを応援してきた往年のファンからは『教育上よろしくないのではないか』『球場の雰囲気にそぐわない』といった強い拒絶反応が相次いでいたんです」(スポーツ紙記者)
球団側は中止の明確な理由を公表していないものの、SNS上では、イベント開催に疑問を感じたファンたちが立ち上がり、球団や関係各所へ直接懸念を伝える「お願い」や「問い合わせ」の連絡を入れたという投稿が複数見受けられる。
ヤクルト、さすがに配慮が欠けている
《ヤクルトファン歴30年以上だけど、はじめて球団に意見送った。信じられない、このイベント。ファンであることが恥ずかしい》
《ヤクルトどうした?ヤクルトの企画担当はやめろ!》
《子どもと一緒に観戦に行く予定だったが、さすがに配慮に欠けると思って問い合わせをした》
《伝統ある球場で開催するイベントとして妥当なのか、意見を送らせてもらった》
なかには、なんとか中止にしたい思いから「ヤクルトファンに限らず意見を送って」と他球団ファンにも呼びかける声も多数あった。
「この日、イベントに登壇する予定だったCHANCE GALsが、ヤクルトのユニフォームを着て“つば九郎”の前で踊るインスタが投稿されています。その彼女たちのユニフォームの着こなしについても批判コメントが殺到している感じです。さらに球団に対し、こんなカタチで着させるなら少年少女にあげてほしい、などの声も。ここまで炎上してしまうと、球団側も中止にせざる得なかったのでしょう」(同前)
こうしたファンからの切実な声が球団側に多く届いていたとみられ、今回の急転直下の中止劇に少なからず影響を与えた可能性がある。
子どもから大人まで愛されるプロ野球の現場において、スポンサーシップとファン感情、そして球場のクリーンなイメージをどう両立させるのか。今回の突然の中止劇は、球団運営におけるイベント企画のあり方に大きな一石を投じることになりそうだ。
