9月3日時点で2位の読売ジャイアンツに5ゲーム差と、セ・リーグ連覇に向けて勝ち星を重ねていた阪神タイガースだが、9月15日時点で0.5ゲームと首位陥落の危機に。この間、阪神に何が起きていたかというとーー。
《二度と阪神関連の仕事せんといて下さい》
《司会のオファーがあったとしても断る勇気を持って欲しかったです》
《ゲン担ぎというものがあるので、阪神はもう絶対に「前祝」してはダメなんですよ》
コメント欄が少々荒れているのは、元NHKアナウンサーで、現在はフリーアナの有働由美子(57)のインスタグラム。9月5日にMBSテレビで放送された、自身が出演した『阪神ファンと集う~有働由美子の猛虎食堂』の告知投稿だった。
これがXにも飛び火して、阪神の現状もあってか拡散、炎上状態となっている。
俳優の堤真一(62)やバドミントン日本代表・桃田賢斗(32)、元阪神の片岡篤史(57)ら“虎党”とトークを繰り広げた有働。同番組の収録後取材では、巨人に3連勝した後とあって「巨人戦で完全に大丈夫と思いました」と、優勝を確信したかのような物言いに終始。
連覇達成の暁には「自分でかけて“一緒だよ”みたいなのはやりたい」と“ビールかけ”ならぬ、自宅での“焼酎かけ”宣言するなど浮かれた様子。収録はノンアルコール飲料で行われたとのことで、祝杯を待ちきれない有働だった、がーー。
有働番組を機に失速の7連敗
5日の放送終了後に甲子園で行われた横浜DeNAベイスターズとのナイターを落とすと、2試合の中止を挟んで15日までまさかの7連敗。12日には巨人との首位攻防戦も落として0.5ゲーム差と、逆転優勝を譲りかねない失速状態に陥っている。
つまり有働らによる“前祝い”特番を機に、阪神は勝てなくなってしまったのだ。このため彼女のインスタグラムには冒頭のような批判コメントが寄せられ、SNSでも大騒ぎになっているのだが、虎党が「前祝い」に過敏になるには理由がある。
2021年シーズン、当時の矢野燿大監督(57)のもと開幕ダッシュに成功して、6月のセ・パ交流戦でも2位とリーグ首位をキープした阪神。2位以下に最大8ゲーム差をつける快進撃に、ABC(朝日放送)は6月に『虎バンスペシャル #あかん阪神優勝してまう』を放送。16年ぶりの優勝を確信したファンは大いに盛り上がった。
ところが後半戦、佐藤輝明(27)ら主力選手の不調もあってチームは失速。9月22日、開幕から守り続けた首位の座を東京ヤクルトスワローズに明け渡すと、シーズン終盤まで勝負はもつれ込む。そんな緊迫の10月3日、ABCはまたしても緊急特番『虎バンスペシャル 16年ぶりに阪神優勝してまう!?』を放送。
これに阪神ナインは固くなったのか、最終戦を終えてヤクルトとはゲーム差なしも勝率でわずかに及ばずV逸。矢野阪神にとって、虎党にとって“悪夢”になったのだ。
「優勝」ではなく「アレ」を目標に
翌2022年にも、シーズン開幕前に『猛虎キャンプリポート2022直前SP#あかん今年こそ優勝してしまう』を放送するも、優勝争いどころか借金3の3位でフィニッシュ。矢野監督も退陣するなど、すっかり「優勝」から嫌われてしまったABC特番。
岡田彰布監督(68、現阪神球団オーナー付顧問)が就任した2023年、「優勝」とは口にせず「アレ(A.R.E.)」をスローガンとして、開幕から他球団を寄せつけない強さで球団史上最速のリーグ優勝。ナインが18年ぶりの祝杯をあげる中、ここまで特番放送を自粛していたABCは、阪神が優勝を決めた9月14日にようやく『虎バンSP あかん阪神アレしてもた!!』を放送できたのだった。
もちろん2026年シーズン、ABCは空気を読んで現時点での特番放送を自粛。そんな“ジンクス”を知っている虎党は浮かれず、神経を尖らせていたにもかかわらず、MBS、有働による“前祝い”番組が放送されたことで「台無し」と見られたわけだ。
「今年は連覇なんで。“優勝しましたけど、それが何か?いつもなんで、喜んでもよかった?”ぐらいの大人な阪神ファンを見せてギャフンと言わせましょう」
取材会では、阪神優勝時の名物「道頓堀川ダイブ」にも言及し、今年はファンに大人対応を求めていた有働。逆に多くの虎党から「大人しくしていて」と求められていることには気づいていないようで。
