9月13日、TBS系の日曜劇場『VIVANT』第18話(第2シーズン第8話)が放送され、劇中に登場した“あるロケ地”がSNS上で注目を集めている。
群馬の『ロックハート城』が登場
「第18話は第2シーズンの前半戦を締めくくる重要回ということで盛り上がりました。中国の民間諜報機関『Xinxi(シンシー)』に拉致されている別班員5名の奪還作戦が動き出したのです」(スポーツ紙記者)
この作戦には、別班に協力する天才ハッカー“ブルーウォーカー”こと太田梨歩(花岡すみれ)と、警視庁サイバー犯罪対策課のホワイトハッカー・東条翔太(濱田岳)も参戦。別班員が監禁されている『シャキ城』から目と鼻の先にある、アゼルバイジャンの古城を拠点にハッキング作戦を展開することに。
画面に中世ヨーロッパを思わせる立派な城が映し出されると、X(旧ツイッター)では「見覚えがある!」とピンとくる視聴者が続出。「群馬のロックハート城か!!」「群馬の!?」「VIVANTにロックハート城が出てきて2度見した」といった声が相次いだ。
話題となった『ロックハート城』は、群馬県吾妻郡高山村にある人気のテーマパーク。イギリスのスコットランドで1829年に建設された本物の城を『大理石村』の中に移築・復元したもので、結婚式場としても親しまれているほか、数々のドラマや映画の定番ロケ地としても名高い。特撮ヒーローシリーズや人気ドラマ『相棒』などにも登場した、まさに“ロケ地の聖地”なのだ。
津川雅彦さんの壮大な計画
入場料大人1300円(4歳~小学生700円)で、朝9時から夕方17時までヨーロッパの風情を楽しめる園内には、実は今作のキャストとゆかりのあるお宝も。
「施設内には『VIVANT』で主演を務める堺雅人さんと、二階堂ふみさんのサインが飾られているんです。堺さんはドラマ『ダマせない男』、二階堂さんは映画『翔んで埼玉』の撮影でそれぞれ現地を訪れています」(映画業界関係者)
そんな本場の古城を日本へ持ち込むという壮大な計画を推し進めたのは、意外な人物だった。
「俳優の故・津川雅彦さんです。津川さんは北海道広尾町に『サンタクロースカントリーファーム』を作るという構想を練っており、その中核施設として私費で購入したスコットランドの古城を移築しようとしたのです。1988年には現地で城を解体し、石材の一部をシベリア鉄道と船で運ぶところまで進んでいました。しかし、事業計画を巡って町と意見が対立し、無念にも計画は頓挫してしまった経緯があります」(ワイドショースタッフ)
その後、群馬県で石材事業を手掛ける『株式会社サンポウ』の現代表取締役社長・平井良明氏がこのロマンを引き継ぎ、1993年に現在の高山村で見事復元を果たしたという背景を持っている。
圧倒的な海外ロケで話題をさらってきた『VIVANT』だが、国内の名所も巧みに物語の舞台として組み込まれている。9月19日から始まるアジア大会の中継に伴い、次回の第19話は10月4日の放送に。約3週間の“おあずけ期間”に、開園時間に合わせて群馬の“名城”へお出かけし、壮大な聖地巡礼気分を味わってみるのも悪くなさそうだ。
