加治将樹(プレスリリースより)

 9月17日に最終回を迎えるテレビ朝日系ドラマ『大空港~GATE24~』。7月クールの夏ドラマにおいて『VIVANT』に次ぐ世帯視聴率を記録しており、“民放2位”の好視聴率を叩き出している話題のドラマだ。

清家昭彦演じる加治将樹に存在感

加治将樹(プレスリリースより)

 趣里が主演を務め、架空の部署「GATE24」で縦割り行政を打ち破り国を守る税関職員たちの奮闘を描いている本作。反政府組織の関与疑惑によって部署の存続すら危ぶまれるという最終回を目前に、SNSでは早くも「ぜひシリーズ化してほしい!」との声も飛び交っている。

 そんなドラマで、主人公の同僚として、何だか気になる存在感をジワリと醸しているのが、統括審査官・清家昭彦(せいけ・あきひこ)を演じる加治将樹(かじ・まさき、38)だ。

 劇中ではリーダーの1人でありながら、事あるごとに周りに判断を求める“頼りないけど愛すべき中間管理職”をリアリティーたっぷりと熱演。9月10日放送回では“海外組織のスパイ疑惑”をかけられた際も、同僚からの追及にタジタジになりながら、実は“ただの覆面アーティストのミーハーなファンだった”というオチを見せ、「情けないのに愛おしい」「頼りないけれどゆるキャラみたいで可愛い」とネット上を沸かせた。

 加治といえば、放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも、主人公らに威圧的に接する強烈なヒール役・城戸小左衛門を演じたばかり。1月末の放送回で“衝撃の最期”を遂げた際には「城戸ロス」を引き起こしたことも記憶に新しい。

 悪役から愛されキャラまで幅広く演じ分ける実力派だが、彼の“原点”を知るファンからは驚きの声が上がっている。

デビューは伝説の舞台『ミュージカル テニスの王子様』

『大空港』では、どこか親しみやすいイガグリ頭の愛され上司を演じている加治だが、本格デビューは今から21年前の2005年。伝説の舞台『ミュージカル テニスの王子様』(通称:テニミュ)の青学・桃城武役だった。

 当時は若手俳優集団『D-BOYS』に所属。同期の城田優らとフレッシュな“イケメン王子様”として爽やかにコートを駆け抜けていた。その後、2015年の映画『サムライフ』で半年間に20kgの増量を敢行するなど、役柄に合わせて肉体改造も辞さない圧倒的な演技力を培ってきた。

 本人も「役によって容姿が変わりすぎて顔をあまり覚えてもらえない」と、自虐混じりに語るほどの変貌ぶりだが、この振り幅こそが彼の真骨頂。『大空港』の“頼りない上司”と21年前の“爽やかイケミュ王子”が同一人物だと気づいて、あらためてその沼にハマる視聴者もチラホラ。

 最終回で魅せる「愛すべき清家さん」の勇姿とともに、変幻自在の超実力派俳優・加治将樹の今後に目が離せない。