スポーツ観戦では定番グッズの「応援タオル」※写真はイメージです

【鷹が、嫌いだ。】【虎が、嫌いだ。】【鯉が、嫌いだ。】【燕が、嫌いだ。】

 鮮やかな色のタオルに躍る刺激的な言葉の数々が、いまネット上で大きな物議を醸している。

 これらのタオルを販売しているのは、スポーツ応援グッズを扱うオンラインショップ『SGL~Supporter goods Laboratory~』。プロ野球12球団やJリーグのクラブを意識したアイテムを展開しているのだが、ラインナップの中には【潰せガンバ】【鹿島クソッタレ!】といった、さらに過激な文言がプリントされたものまで存在するのだ。

 もちろん球団やクラブの公式グッズではなく、ショップ側も「非公式グッズ」と明言している。

 しかし、こうした煽り度の高いタオルを実際のスタジアムで掲げる行為に対し、ネット上では、

《リスペクトが欠けている》
《こんなのが売られてるなんてありえない》
《恥ずかしいと思わないのかな》

 と、批判が酷評の嵐となって噴出。《下品な悪口よりはマシ》と一部で擁護する声もあるものの、炎上状態が続いている。

販売元からは強気な回答が

 いったいなぜ、このような攻めた商品を展開しているのか。週刊女性PRIMEが販売元に真相を問い合わせると、独自のこだわりと強気な回答が返ってきた。

「球場などで使うことを想定し発売しています。球団、クラブ公式様から発売されているグッズのみにとらわれない、ファンサポーター個人それぞれの応援のスタイル、表現方法の確立を目指しています」

 そもそも「嫌いだ」「クソッタレ」といった表現は、相手チームへの否定や侮辱にあたるのではないだろうか。この疑問に対しても、販売元は自らの持論を展開する。

『SGL~SupportergoodsLaboratory~』で販売されている“非公式”応援タオル。過激な文言が並ぶ

「確かに否定・侮辱していると感じられる方も多いと考えています。しかし、使用している表現『潰せ』や『クソッタレ』は実際、Jリーグのチャント(応援歌)でも使用されている表現であり、個人やサポーター団体らしさを表すスタイルの一つと考えています。『嫌いだ』も嫌悪感情の表現方法です」

 SNSで話題になる以前から多数の注文があったと明かし、「このような表現方法とグッズを望むファン、サポーターは少数ではない」と断言した。

 なお、選手個人に対する誹謗中傷については「容認できない」として今後も販売しない方針で、球団名も地名や動物に言い換える配慮をしているという。

公式から直接意見があった際は

 Xで批判が殺到している現状も認識しているというが、それでも販売を止めるつもりはないようだ。

「否定的な意見が多数を占めるのは今後も変わらないと思いますが、好意的な意見や購入者も少数ではないため、今後も販売、新商品の発売を続けるつもりです。ただし、球団、クラブ公式様から直接ご意見をいただいた際はその限りではありません

 熱狂的な応援の熱量と、相手チームへの蔑称や侮辱。スタジアムを盛り上げる愛ゆえの表現として受け入れられるのか、それとも不快感を抱く人が多い暴挙として淘汰されるべきなのか。スポーツ観戦における“応援の境界線”をめぐる議論は、まだまだ終わりそうにない。