テレビの情報番組には、個性豊かなコメンテーターたちが出演している。核心をつくようなコメントに感心させられることも多い一方で、内容のない発言に呆れてしまうこともあるだろう。そこで全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に、「内容が浅いと思うコメンテーターランキング」についてアンケートを取った。
第10位は落語家の立川志らく
情報番組『ひるおび』(TBS系)のコメンテーターを務めている志らく。映画監督やエッセイストとしての顔も持つ文化人だが、いつもコメントを自分の得意なパターンに持っていってしまうことに不満の声も。さらに師匠であり人気のあった立川談志と比べられてしまう面もあるようだ。
《同じパターンにもっていくから》(神奈川県・45歳・女性)
《談志師匠と比較してしまうので平凡にみえる》(長崎県・54歳・男性)
第9位はますだおかだ増田が選ばれた
お昼の情報番組『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)に出演しているますだおかだ増田。よくも悪くも角の立たないようなコメントしかしないと評価されている。一方で視聴者からは「内容がないコメントをするという芸」と受け止められてもいるらしい。
《難しい話題には当たり障りのない言葉でコメントしているから》(茨城県・49歳・男性)
《むしろそれが芸風になっているため》(愛知県・42歳・男性)
第8位は女優として活躍中の鈴木紗理奈
連続テレビ小説『まんてん』(NHK)などに出演し、バラエティ番組のみならず女優としての活躍がめざましい鈴木。しかし『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』においてはよく喋るものの内容が浅いと感じている視聴者が多い。感情に訴えかける言動は、情報番組では通じないと見える。
《印象論でしかないから》(埼玉県・41歳・男性)
《ただ喋っているだけだから》(大阪府・59歳・男性)
第7位はポジティブの伝道師であるアンミカ
元々はファッションモデルとして活動していたアンミカ。ポジティブで明るい言動や国際的な視野を持つ点が評価され、情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)などに出演している。しかし視聴者のなかにはどういう経緯で現在のポジションについているのか知らない人も多く、発言の信用度に欠けると評価されてしまった。
《彼女が何に精通していて、どういう知識があるのかいまいちわからないから》(東京都・56歳・男性)
《深堀せず思い付きで話しているような感じがする》(兵庫県・57歳・男性)
第6位には国会議員経験者の杉村太蔵が選ばれた
2005年に小泉チルドレンとして衆議院議員総選挙で初当選した杉村。議員辞職後も実業家として活動し、政治や経済分野に精通している。しかし元国会議員であるがゆえに、求められるコメントのレベルも高いらしく、厳しい目で見られてしまっている。
《言っていることに信ぴょう性がなく、信用できない》(神奈川県・57歳・男性)
《元国会議員といっても、さほど実績も経験もあるわけでもないので》(新潟県・47歳・男性)
第5位はドラマのイメージが強い武田鉄矢
『3年B組金八先生』(TBS系)での、愛のある説教シーンの印象が強い武田。情報番組『サン!シャイン』(フジテレビ系)でも感情を込めたコメントをするイメージだったが、近年の視聴者にはそれが「古い」と受け止められている。往年の名教師も、時代に合わせて考え方をアップデートする必要があるようだ。
《考え方が昭和そのものでかなりずれているし、本人にその自覚が全くないのがイライラする》(愛媛県・59歳・男性)
《散々使い古された教訓などを自分が考えたように話している印象》(神奈川県・47歳・男性)
第3位には玉川徹とカンニング竹山の2人
ジャーナリストの玉川徹は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)のレギュラーコメンテーターを務めている。テレビ朝日報道局の局員として働いていた経験をもとに、さまざまなニュースに舌鋒鋭く切り込んでいく様子は番組の名物だ。しかし時に言葉が強すぎて、視聴者の反感を買ってしまうことも。批判的な姿勢が鼻につくと評価されてしまった。
《他のコメンテーターの話に割り込んだり、中身のない話が見苦しいから》(東京都・58歳・女性)
《ジャーナリストを謳っているくせに全く信憑性がないから》(東京都・54歳・男性)
《とりあえず斜め上から批判しているだけ、話の中身がない。過去との発言との整合性に疑問があるような感じがする 》(北海道・57歳・男性)
お笑いタレントのカンニング竹山はかつて『エンタの神様』(日本テレビ系)で、「キレ芸芸人」として破天荒な言動で話題に。現在は情報番組などに出演することはやめているが、コメンテーターを務めていた当時はさまざまなニュースで怒りの感情を露わにすることも多かった。その姿勢に対して視聴者からは、感情が先行して内容が伴っていないと受け止められてしまい、今回のラインクインとなっている。
《声を張り上げているだけで大したことを言っていないと思う》(長崎県・44歳・女性)
《声が大きくただ怒って怒鳴ってるだけ》(兵庫県・37歳・女性)
《怒ることでごまかしている気がするから》(埼玉県・54歳・男性)
第2位は政治経験豊富な橋下徹がランクイン
かつて大阪都構想の理想を掲げ、大阪府知事、大阪市長などを歴任してきた橋下。政界引退後もタレント弁護士として『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)などのコメンテーターを務めてきた。話題のニュースに鋭いコメントをしていく姿勢は、時に視聴者からの批判も集めるらしい。また、元政治家ということで発言に期待が集まっている部分もある反面、評価も厳しくなっている。
《政治を経験してる割に視野が狭い。偏っている》(大阪府・55歳・男性)
《逆張りばかりで維新の元代表とは思えない発言ばかりでがっかりしたから》(群馬県・42歳・男性)
《その時々によって、言っていることや主張がころころ変わって信用できないから》(東京都・50歳・男性)
第1位は二世タレントの代表格である長嶋一茂
「ミスタージャイアンツ」の愛称で親しまれたプロ野球選手・長嶋茂雄を父に持つ長嶋一茂。自身もプロ野球選手として活躍した経験を持ち、球界引退後はタレントとして活動している。
『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)では天然な一面を見せ親しまれているが、『羽鳥慎一モーニングショー』ではコメンテーターとして厳しいコメントをすることもある。視聴者からは「話が長い」「関係ない話が多い」などの言葉が集まっていて、どんな話題も自分の話に持っていってしまうことが反感を買い、残念ながら1位という結果になってしまった。
《自分の得意分野ではないことに出てくるので》(大阪府・52歳・男性)
《関係ない事までくどくど長話をしてチャンネルを変えたくなる》(埼玉県・48歳・女性)
《長く話すと何を言っているかわからないから》(千葉県・60歳・男性)
場合によっては鋭い意見を言わなくてはならないコメンテーター。それが世間の批判の的となってしまうこともあるが、委縮して当たり障りのないコメントを言うのではなく、自分の意見に責任を持って発言し続けてほしい。
全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施した「内容が浅いと思うコメンテーター」ランキング
1位:長嶋一茂 81票
2位:橋下徹 50票
3位:カンニング竹山 34票
3位:玉川徹 34票
5位:武田鉄矢 33票
6位:杉村太蔵 29票
7位:アンミカ 27票
8位:鈴木紗理奈 25票
9位:ますだおかだ増田 24票
10位:立川志らく 19票
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて9月、全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施
