横浜DeNAベイスターズ・相川亮二監督、村田修一2軍監督

 阪神・巨人の急失速により、かすかに背中が見えてきた3位DeNA。9月の成績は10勝2敗で、もっか「セ・リーグ最強」との呼び声も高い。2024年の「下剋上日本一」から2年、上位陣を猛追するチームにファンからは「ミラクル」を期待する声も出始めている。

 9月15日の巨人戦で13対2と大勝を飾ったDeNA。チームは怒涛の6連勝中で、最大15あった借金をすべて完済して勝率5割復帰(64勝63敗3分)を果たした。Aクラスを確固たるものにしたばかりか、マジックを点灯させた阪神がここにきてドロ沼の7連敗。追撃する巨人も波に乗れず、気が付けば、首位とのゲーム差は「5」にまで縮まっている。

 DeNAといえば思い出されるのが、2024年の劇的な「下剋上日本一」だ。当時のDeNAはレギュラーシーズンを3位で終えながらも、CSでは阪神、巨人を撃破。日本シリーズではパ・リーグ王者のソフトバンクまでなぎ倒したが、その再現どころか、レギュラーシーズンでの大逆転優勝の可能性も漂い始めている。

DeNAの「優勝シミュレーション」

 実際、ネット上ではDeNAの快進撃を受け、「優勝シミュレーション」が大盛り上がり。15日終了時点では、DeNAが13勝0敗(.550)なら阪神9勝7敗(.549)、巨人7勝5敗(.546)、12勝1敗(.5428)なら阪神8勝8敗(.5422)、巨人6勝6敗(.539)。11勝2敗(.5357)なら阪神7勝9敗(.5352)、巨人5勝7敗(.5319)。10勝3敗(.5285)なら阪神6勝10敗(.5281)、巨人4勝8敗(.5248)で上回る計算が成り立ち、DeNAファンの鼻息も荒くなっている。

打線が湿っている阪神、投打に軸がない巨人の戦いぶりを見るにつけ、残り試合を5割以下で終えることは十分ありえそう。しかも、DeNAは阪神との直接対決を5試合も残しています。15日の巨人戦では巨人の先発・戸郷翔征をわずか2回9失点でKOするなど打線は絶好調で、東克樹という絶対的なエースがいるのも強み。

 先発陣の頭数も揃っており、仮に優勝を逃したとしても短期決戦のCSではかなり危険な存在になることは間違いない。阪神、巨人はペナントレースで優勝してアドバンテージを得ないと、日本シリーズ進出がかなり厳しくなると予想しています」(スポーツ紙記者)

横浜DeNAベイスターズの相川亮二監督とツーショットを撮った相川七瀬(公式インスタグラムより)

2週間で13.5→5ゲーム差に

 ネット上でも、上位2チームの足踏みとDeNAの猛追に対して、《いや〜さすがに無いと思う》《そんなに甘くない》といった現実論がある一方で、《可能性がある限り夢を見たい》《横浜だけ最後の直線に差し掛かった競走馬みたいに加速してて、ワクワクドキドキが止まらない》《ソフトバンクに勝って日本一になれそうなのは阪神巨人より横浜だよね》《ここにきて優勝ラインに名前が挙がってきただけでもすごい》と“万馬券”に期待する声も少なくない。

逆転優勝を目指すなら、今のDeNAは残り試合を全勝する勢いで勝ち進むしかありません。9月1日時点では阪神とDeNAの間には13.5ゲーム差が開いていましたが、わずか2週間ほどで5ゲーム差にまで一気に縮まった。阪神は森下翔太、佐藤輝明に当たりがなくなり、過密日程も懸念されるところ。

 シーズン終盤になって1チームが突然大連勝するなんてことは、プロの世界ではそうそう起きませんが、現実味は薄いと言いながらも、ファンは史上最大ゲーム差をひっくり返す新たな歴史を見たいでしょうね」(スポーツ紙デスク)

 史上最大の逆転優勝へ向けたDeNAの「ミラクルロード」は、ひとときの夢物語のまま終わるか、それとも現実となるか。