『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されてから、30年が経過した今年。ユニクロやマクドナルドといった大手企業とのコラボや、めじるしシリーズの商品など、さまざまな取り組みが行われ、見ない日はないといっても過言ではないほど、盛り上がりを見せている。
30周年記念パック発売日に長蛇の列
そんな中、9月16日にはポケモン関連商品の中で、国内外で人気爆発中の“ある商品”の発売がスタート。長蛇の列ができたコンビニも少なくなかった。
「16日からは30周年記念のポケモンカード(以下、ポケカ)が発売されたのです。このパックには、新たなレアリティのカードや、30種類のピカチュウのカード、伝説のポケモンたちなど、人気のポケカが封入されているだけでなく、高額取引が横行する30年の歴史を象徴する激レアカードが特別仕様で登場するなど、かなり力が入ったラインナップになっています。
本商品は発売前から注目を集めていたこともあって、朝から最寄りのコンビニに駆け込むファンが多く、その様子がSNSで拡散されていました」
コンビニによっては、朝7時からの販売を告知しているところもあり、7時前には多くの人が並んでいるというケースも散見されたようだ。
中には7時から9時までの間は、小学生から高校生の学生限定にするところもあったが、これは昨今のポケモンカードの価値の高騰に伴う、“転売ヤー”対策のひとつだと見られている。
「発売当初は学生などをターゲットにしていたでしょうが、現在は大人たちの格好の的になっている印象で、過去のマクドナルドとのコラボカードでは、転売を目的にカードだけを抜き取り、商品を道端に捨てるという人も見られたことで、大問題に発展しています。
今回のポケカだけでなく、人気アニメやゲームにおけるコラボ商品等においては、転売が付き纏う事態になっており、その度に“子どもに行き届かなくてもよいのか”という声が上がっています。こうした混乱を受けて、『子どもを最優先』とするコンビニが出てくるのはごく自然な対応なのでは。
メルカリでは未開封パックの出品を禁止するなどの対策を講じていますが、ほかフリマサイトでは出品可能なため、転売が収まるとは思えませんが、このような惨状は大元の株式会社ポケモン側も望んではないと思うのですが…」
「手に負えない」深刻な転売問題
大人たちの魔の手が忍び寄るポケカ。悪質転売は日本に限った話ではなくなってきているという。
「ポケカは海外からも大人気で、プレイヤーだけでなくコレクターも多く、中でも“日本語版”というだけで価値が上がるカードもあるのです。今回の30周年記念パックは世界同時発売で、日本だけでなくアメリカやフランス等でも売られていますが、日本語版の価値が上がると踏んでいる転売ヤーも多いのでは。
その証拠に、朝からコンビニに並んだ人の中には、海外出身の方も多く、目撃情報も複数上がっています。メルカリが転売禁止の判断を下しましたが、国外まで市場が広がってしまうと、手に負えないのではというのが本音のところです。
日本だけ規制を敷いても、海外ではそうはいかない。転売問題が一掃されることは、かなり難しい状況に陥っています」
実際にネット上では、
《ポケカ凄いな、日本人ほとんどおらん》
《転売目的で外国人の行列ができている》
《ポケモンカードの列並ぶと目の前がベトチャイの軍団》
などの投稿が見られた。
ゲーム発売から30年が経過し、当時とは注目度がまるで変わってきているポケモン。今の時代を生きる子どもたちを満足させる有効な策はあるのだろうかーー。
