偉人の顔を忠実に再現した「めじるしマスコット」(株式会社いきもんより提供)

「殿、めじるしにございます」

 そんなインパクトのあるワードともに発表された、株式会社いきもんが12月に発売するカプセルトイの「めじるしマスコット」がじわじわ話題になっている。

織田信長、豊臣秀吉などの「首」

 もともと2016年に戦国武将の顔を忠実に再現した立体マグネットを発売した経緯があり、今回は、傘やカバンなど自分の持ち物の印として使える「めじるしマスコット」へと進化した。織田信長、豊臣秀吉などの「首」が全5種で一つ400円。

 SNS上では、「めじるしじゃなくてみしるし(御首級)じゃねえか」「あかんちょっと欲しくておもろい」と斬新な企画にユーモアを感じるという声の一方で、「だいぶ不敬じゃない…??」「なんでもめじるしにしても良いみたいになってるけど、これやりすぎな気もする」と疑問を示す声もあり、賛否両論となっている。

 生き物を中心にサイエンスやアートなど、知的で精密なカプセルトイを数多く制作している同社。

 なぜ戦国武将に注目し、めじるしマスコットという形にたどり着いたのだろうか。

「戦国時代の大河ドラマに合わせての企画で、前回は『真田丸』、今回は『豊臣兄弟!』に合わせてのリリースです。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など教科書でよく見るなじみのある肖像画をもとに制作しています。顔のみで勝負できるインパクトが注目ポイントです。もともと企画担当者が武将の顔のお面が売られているのを目にして、ガチャサイズで作ってみたらインパクトのあるアイテムになるのではと制作を開始し、他に顔のインパクトを重視したザビエルや当時の大河ドラマの主役の真田家もラインナップに入れました。新規造形の第2弾を現在制作中です」(株式会社いきもん担当者、以下同)

細部までのこだわり

 SNSでの「武将に対して不敬では?」といった意見や反響を、どのように受け止めているのだろうか。

「2016年のマグネット発売当時も同じような反響をいただきました。見た目のインパクトは大切にしましたが、単なる話題性を狙ったグッズとしてではなく肖像画を立体的に忠実に再現し、裏面に家紋や名前を入れることで歴史を知る一助になる知的なアイテムとして、弊社の他のアイテムと同様に真剣に制作しましたのでお手に取っていただければ良さが伝わると思います」

偉人の顔を忠実に再現した「めじるしマスコット」(株式会社いきもんより提供)

 自社のブランドと技術力を生かし、商品開発に真摯に向き合って作られたという、めじるしマスコット。最後に、造形やデザイン面においてのこだわりポイントを聞いた。

「正面から見たときの正確さはもちろん、どの角度から見ても違和感のないように細部までこだわりました。塗装も肖像画をイメージしたマットな質感になっています。付属の解説書にもそれぞれの武将たちの歴史や情報が個別に載っているのでぜひ捨てずにご覧ください」

 決して悪ふざけではなく、知的好奇心を満たしてくれるという武将たちの“首”。発売とともに、現在制作中という第2弾の登場も、首を長くして待ちたいところだ。