政界には芸能界などで活躍していた経歴を活かし、政治家に転身した「タレント議員」が多くいる。しかし当選して華々しく政治家デビューしたものの、それ以降どんな活動をしているのかという情報がまったく入ってこない議員も少なくない。そこで全国の20歳以上65歳以下の男女500人を対象に、「活動が見えないタレント議員ランキング」についてアンケートを取った。
第10位は元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代
丸川は2007年に参議院議員選挙で初当選し、2026年に衆議院議員となった。環境大臣、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣などの要職を歴任してきているが、アピールが足りていないのか一部の人からは「実績がない」と言われてしまっている。
《選挙の時は目立つが普段なにをしているのかはわからない》(山梨県・63歳・女性)
《政治家としての実績がないからです。》(埼玉県・40歳・女性)
第9位にはさや(塩入清香)が選ばれた
「扇さや」または「saya」名義で演歌歌手やジャズ歌手として活動していた塩入。2025年に参議院選挙に当選したが、コメントでは「そもそも知らない」という辛辣な声が続出した。まずは何より知名度を上げることが最優先なのかもしれない。
《初めて聞いた名前なので=活動が見えないということでしょうか》(山形県・55歳・女性)
《自分が知らないくらいなのでよほど目立たないのでは》(愛知県・61歳・男性)
第8位は元プロバレーボール選手の朝日健太郎
朝日はビーチバレーボール日本代表として北京五輪、ロンドン五輪に出場した経歴を持つ。現役引退後に参議院議員として政界進出した。国土交通大臣政務官、環境大臣政務官などに就任してきたが、外には活動が見えづらいらしく、今回のランクインとなった。
《当選した時のみで、その後メディアに取り上げられることもなく、目立つこともしていないから。》(東京都・55歳・男性)
《特に実績もなく何やってるかよくわからないから》(福岡県・53歳・男性)
第7位はタレントや報道キャスターとして活動していた蓮舫
「2位じゃダメなんでしょうか」のフレーズでお馴染みの蓮舫。民主党政権時代は度々メディアを騒がせていた印象だが、2026年5月に立憲民主党東京都連会長選で敗北して以降は動向が報じられることが減った。そのため「何をしているか分からない」という評価を受けてしまっている。
《代表に近い位置に担ぎ上げられていたものの選挙に負けてから何をしているかわからないから》(埼玉県・55歳・男性)
《活動は見えるが、反対意見を言って引っ掻き回すだけで、建設的な議論ができていない》(福井県・48歳・女性)
第6位には森下千里
レースクイーンやグラビアアイドルとして活動し、人気を博した森下。2024年に衆議院議員に初当選し、第1次高市内閣では環境大臣政務官に就任した。2026年の衆議院議員総選挙では中道改革連合の安住淳に勝利して当選するなど、注目を集めている。一方で日頃の活動については話題を聞かないという意見が見られた。
《サプライズで安住に圧勝した割には、話題を聞かない。》(東京都・42歳・男性)
《一度も委員会での質問していない、客寄せパンダの典型》(宮崎県・64歳・男性)
第5位は元マラソン選手の松野明美
松野は熊本市議会議員、熊本県議会議員を経験したのち、2022年に参議院議員通常選挙で初当選した。ダウン症の息子を持つことから子育て関連の政策に強い関心を持っているようだか、コメントではスポーツに関する仕事をしてほしいとの意見がある。有権者の要望と活動が嚙み合っていないところがあるのかもしれない。
《松野さんの仕事ぶりを見たことがない》(東京都・56歳・男性)
《元アスリートにしてはスポーツ関連の仕事をしているように見えないから》(東京都・54歳・男性)
第4位はインテリタレントとして人気だったラサール石井
石井は名門ラ・サール高校卒業ということで、クイズ番組などで活躍していた。人気アニメの主人公の声優も担当していたため、タレントとしての知名度は抜群。2025年に参議院議員選挙で当選。2026年に社民党党首選挙へ立候補するも落選し、その後社民党幹事長に就任したものの、有権者からは「公約実現のための動きがない」と見られているようだ。
《当選後の議員としての公約の実現等の活動がないように思えるので》(栃木県・64歳・男性)
《何のために政治家になったのか、もう少し賢い頭をフル回転して活動的に行動してほしい》(愛知県・65歳・男性)
第3位は俳優や歌手として注目を浴びた三原じゅん子
三原は『3年B組金八先生』(TBS系)で不良少女役を演じたことで人気となった。歌手としても『NHK紅白歌合戦』(NHK)に出場するなど活躍していた三原。2010年に参議院議員通常選挙で初当選し政界進出した後は、2024年に第1次石破内閣で初入閣した。しかし少子化・子育て支援策に多額の費用をつぎ込んだものの、有権者からは「成果が見えない」と評価されてしまっている。
《大臣までなったのに何をしたのか見えない》(福岡県・51歳・女性)
《少子化対策で多額の予算がつぎ込まれたのに目に見える成果がなく無駄だと思える》(宮城県・58歳・女性)
《少子化全然先見えないけど、何にお金使ってるの?》(北海道・55歳・男性)
第2位は往年のアイドル・生稲晃子
生稲はおニャン子クラブやうしろ髪ひかれ隊のメンバーとして人気となり、解散後も女優やタレント活動を続けていた。2022年に参議院議員選挙で当選し、2024年には第2次石破内閣にて外務政務官に就任する。しかし有権者には政治活動の内容が広く知れ渡っていないらしく、目を引くような政策などが足りていないのかもしれない。
《一時期話題になったけど何をしているのか情報が入ってこないから》(東京都・50歳・男性)
《活動がニュースにならないので何をしているか分からない》(兵庫県・56歳・男性)
《メディアに出ないので、わからない》(東京都・46歳・男性)
第1位に選ばれたのは今井絵理子
人気女性ダンス&ボーカルグループ『SPEED』のメンバーとして大ブレイクを果たした今井。2016年に参議院議員となり政界入りした後は、内閣府大臣政務官などを経験した。一方で2017年には不倫疑惑が報道され、2023年にはフランス研修旅行に関するSNS投稿が批判を受けている。コメントでも「スキャンダルのイメージが強い」という意見が多く、政治活動の印象が薄れてしまっているらしい。
《目立った活動をしていないしスキャンダルが多いと思うから》(広島県・48歳・女性)
《ゴシップ記事でしか話題にならないから。》(群馬県・41歳・女性)
《なぜこの人が議員になって、そして続いているのか自体が不思議》(兵庫県・65歳・女性)
政治家は派手な活動をすればいいというものでもないが、何をしているのか国民に関心を寄せてもらえないのも問題だろう。外見を取り繕うだけではなく、中身のある政治活動を着実に進めていくことを期待したい。
全国の20歳以上65歳以下の男女500人を対象に実施した「活動が見えないタレント議員」ランキング
1位:今井絵理子 146票
2位:生稲晃子 87票
3位:三原じゅん子 54票
4位:ラサール石井 36票
5位:松野明美 34票
6位:森下千里 26票
7位:蓮舫 25票
8位:朝日健太郎 16票
9位:さや(塩入清香) 15票
10位:丸川珠代 14票
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて9月、全国の20歳以上65歳以下の男女500人を対象に実施
