9月17日、高市早苗首相が内閣改造を行い、第2次高市改造内閣が発足。首相官邸での記者会見で「政策や積極性、情熱を見極め、実行力重視の人選とした」と述べた高市首相だが、世間からの反応は辛辣なものが多いようで――。
“裏金議員”を登用
第二次内閣では、7人の新顔が入閣。これまで“閣外協力”の形だった『日本維新の会』からは、中司宏前幹事長が規制改革相に起用された。首相は「自民党・維新による連立政権が新たな段階に進む象徴」としており、中司氏は「維新の政策実現のために入閣することを肝に銘じ、改革の旗を掲げて高市首相を支える思いだ」と意気込みを語っている。
そのほか、総務相に藤井比早之氏、国土交通相に井林辰憲氏、環境相に笹川博義氏などが登用されている第2次改造内閣。その中には、国民の反感を買っている人たちも。
「文部科学相・農水相としてそれぞれ初入閣が決まった関芳弘氏と簗和生氏は、2023年に発覚した政治資金問題で政治資金収支報告書への不記載があった、いわゆる“裏金議員”です。関氏は“深く反省し、二度と起きない仕組み作りをしたい”と述べていますが、2人を抜擢したことに対して世間からは“悲報 裏金内閣が発足されました”“よりによって、最も模範にならない『裏金』議員を大臣にする高市早苗さん。道徳崩壊”“日本の腐敗はもう止まらない”など、批判の声が殺到しています」(政治ジャーナリスト)
今回の内閣発足に際しては、高市首相の振る舞いにも注目が集まっている。
「話題の的となっているのは、復興相として入閣が決まった細野豪志氏に対する、高市首相の態度。記念撮影のため集まった際、首相は細野氏をわざわざ後列から呼び出し、最前列の自分の横に“侍らせた”のです。このとき、恐縮する細野氏のことを首相はじーっと見つめており、報道でこの様子を目にした人たちからは“高市総理、細野豪志に見惚れてる”“ロックオン”などの反応が寄せられています」(全国紙政治部記者)
またもや“BGM付き”動画を投稿
さらに、物議を醸した「内閣広報室」の巨額予算問題についても、早速ツッコミが。広報室は来年度の概算請求予算として、今年度の約7億円から10倍超となる約72億円を要求しているが……。
「高市首相が熊本地震の被災地を訪問した際、首相官邸の公式X(旧ツイッター)はその様子をまるでプロモーションビデオのように“BGM付き”でまとめた動画を投稿し、これが大きな非難を呼びました。その後、巨額の予算要求が明らかになったことで、“プロバガンダする気満々”などと懸念の声が集まっていた中、官邸は今回の内閣発足においても記念撮影の様子をまたもやBGM付きで投稿。国民からは“なにこれ、日曜劇場ですか”“こんな動画作成するのに税金使われてるなんて許せません”“このセンスがない動画にはいくらの血税が費やされていますか?”“こんなもん流さんでいい作らんでいい 税金使うな減税しろ”といったコメントが上がっています」(同・政治部記者)
なお、予算については内閣府の「政府広報費」も前年度当初予算の78.8億円から約3.6倍の280.5億円に増加。内閣広報室と合わせると、その額は約350億円に達している。
「高市首相は、以前からSNSでの発信に力を注いできました。今回も、内閣発足に際して5000文字弱にも及ぶ長文を投稿。閣僚の登用理由について《大変に厳しかった一昨年の衆議院選挙でも、しっかり議席を獲得するなど、選挙に強く、毎週のように選挙区に戻るのではなく、『腰を据えて政策を着実に検討・実行していただける』と思える方》と説明していますが、これが“裏金問題よりも選挙の強さか”などの批判を招く要因にもなっています」(前出・政治ジャーナリスト)
減税や被災地の復興など、課題は山積みの高市内閣。国民の視線は、まだまだ厳しい。
