北海道の森林に、謎の大きなモンスターボールが出現し、SNSがざわついている。
この正体は人気ゲーム「ポケットモンスター」のアイテム、モンスターボールを模した特殊な球体空間ホテルだ。
『泊まれるモンスターボール』が登場
NOT A HOTELチームの空間設計を主軸に「眠るための機能」を凝縮させることで、モンスターボールの内部で安心して眠りにつく体験が提供される。スマートフォンを枕元に置いて眠るだけで、毎日の睡眠を計測・記録・分析できるゲームアプリ『Pokemon Sleep』のキャンペーンイベントの一環として作られたものだ。
アプリをダウンロードし、またXでも指定のハッシュタグをポストすることで専用フォームから応募できるという。当選者限定10組というレアイベントに、
《泊まりたい》
《すごい、モンスターボールの中に泊まってポケモンになれるのか》
《AIで作ったやつかと思ってたのに本当にあるんだ...》
と、半信半疑ながらも歓喜の声が上がり、反響は大きい。
そんな、画期的な取り組みが立ち上がった経緯について運営に直撃した。
「30周年の節目、そして『ねむる』がテーマである今、『Pokemon Sleep』の領域である『ねむる』という体験を、デジタル上だけでなく、目に見える象徴的なリアルホテル空間へと拡張することが出発点です。
本来はプライベートな空間で完結する『睡眠』を、特別な空間体験として届けることでファンの皆様の熱量を可視化し、まだ『PokemonSleep』に触れていない方々にもアプリを知り、体験していただくきっかけにしたいと考えました」(『Pokemon Sleep』 PR 事務局担当者、以下同)
機能面では、部屋の構造に合わせた特注の「円形 NEL L マットレス」や円形寝具を制作・設置したほか、着心地に配慮したパジャマ、1/fゆらぎを取り入れた照明など、睡眠のことを考え抜いた環境が整えられているという。
運営が答えた「継続の予定」
合わせて、室内の円形ディスプレイに時間の経過とともにさまざまなポケモンが登場する仕掛けや、タブレットから一緒に眠るポケモンを選べる仕組みを導入し、モンスターボールの中にいながら『Pokemon Sleep』の世界観を体感できる。
「また、北海道・苫小牧の雄大な自然の中にモンスターボールが存在することで、屋外の開放感と、内部の特別な秘密基地のような没入感のコントラストが生まれます。『Pokemon Sleep』のテーマである睡眠や休息は、苫小牧の自然の静けさや空気感とも相性が良いと考え、ロケーションも含めて設計しました」
空間全体にこだわってデザインが施され、ポケモンの世界に没頭できる、まさに夢のような体験。かつて子どもだった大人もワクワクしてしまうようなイベントだが、ターゲットはどこにあたるのだろうか。
「ポケモンスリープのファンの方はもちろん、ポケモン好きな方、旅行が好きな方など広い層に届くといいなと思っております。
また、今回宿泊できるのは10組とさせていただいておりますので、当選された方の宿泊体験はもちろん、応募体験のプロセス全体も楽しんでいただきたいです。モンスターボール型ホテルはこれまでにない取り組みなので、ワクワクするような新鮮な期待感をお届けできると嬉しいです」
今回の期間限定の取り組みを常設のホテルや施設として継続する予定はあるのだろうか聞くと、
「現状は未定です。反響を受けて、今後検討します」
と回答があった。
高倍率をくぐり抜けた10組だけでなく、誰もがいつでもモンスターボールの中で安眠をゲットできる日が来るのを楽しみに待ちたい。
