林泰輔議員(福岡県議会公式サイトより)

 福岡県議会の林泰輔県議が9月23日、『めんたいワイド』(FBS福岡放送)に出演。自身の過ちを認め“生謝罪”したが、世間からは批判が噴出している。

“裏アカ”疑惑をあっさり認めた

 福岡県といえば、県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑など一連の問題を受けて、吉松源昭県議が蔵内勇夫議長の議長職の「辞職勧告決議案」を提出。それに対して林県議が緊急動議を出し、採決は中止になっていた。

「23日の番組には、林氏と吉松氏が並んで出演。実は林氏には、匿名アカウントを使って吉松氏に対して攻撃的な投稿をしているといった指摘がSNSでありました。番組の司会者が噂の真偽を尋ねたところ、林氏は“事実です”とあっさり認めたのです。アカウントは政治に関わる前から使っていたものとのことで、“世論を、今の現状を煽っているように映る方々に対して攻撃をした”と告白しました」(地方紙政治部記者)

 匿名で攻撃したことについて、林県議は「自分自身の倫理の欠如、また力不足、もうそれしか方法が考えつかなかった面については、本当に情けなく思っております」と謝罪。「議員にふさわしくない行動であります」と反省の意を述べている。

 また、林県議は番組内で、採決中止の動議について改めて“間違っていなかった”との意思を表明。辞職勧告決議案が“蔵内派か否か”の踏み絵のようになっていたため、採決すらすべきではないと語っている。

強気な姿勢は崩さず

 一方、高額な海外視察費を今後続けるかどうかについては、「No」の立場を取った林県議。しかし、これまでの海外視察は無駄ではなく、成果はあったとの考えは崩さない姿勢だ。さらに金銭授受疑惑については、「まったく噂も聞いたことありません」と発言。吉松県議が“カツアゲ”と表現したことに対して、「恐喝だと感じられるんであれば、刑事告訴されるおつもりはなかったのか」と、吉松県議を責めるような一幕もあった。

「林氏は終始強気で、まるで開き直っているような態度でした。彼は実家である温泉旅館『泰泉閣』への不買運動が拡大した際も《これは私の『周辺』に対する圧力と捉えます。相当の覚悟を持って呼びかけられているのですね?》とSNSで強気の投稿をしていましたね。もしかすると、匿名の投稿もただの強気発言の一環と捉えているのかも知れません」(政治ジャーナリスト)

「豊かでうるおいのある郷土をつくりたい」と掲げている蔵内氏(福岡県議会議員蔵内勇夫公式HPより)

 SNSでの匿名攻撃に加え、番組での悪びれない態度……。視聴者からは、「呆れて口が塞がらないし恥ずかしい」「ご自身で『倫理の欠如、力不足、議員にふさわしくない行動』と認識しているなら辞任するべきでは?」「いや、議員としてふさわしくなかったんじゃなくて、大人として相当ヤバいことしてんだよ」「地上波で裏アカがバレた議員って前代未聞だろ。恥知らずもいいとこだな」「どの面下げて県民の前に出てきたんだよ!」など、批判の声が噴出する事態になっている。

 福岡県議会では現在「政治倫理に関する条例案」をまとめているところだが、肝心の県議がこの調子では、先行きが不安と言わざるを得ない――。