左上から時計回りにくら寿司、マクドナルド、はなまるうどん、吉野家

 外で食事をしたいと思ったとき気軽に入れて、サービスや品質も安定しているのが魅力の外食チェーン。しかし手軽さの一方で、行き届いてない面を見てがっかりさせられた経験もあるだろう。そこで全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に、「行きたくない・苦手な外食チェーンランキング」についてアンケートを取った。

「コスパ」「衛生面」への指摘

 第10位は高品質を志す『ロイヤルホスト』。

 ファミレスでありながらも本格的な料理を楽しめる洋食チェーンのロイヤルホスト。高品質な料理と丁寧な接客の高級志向を売りとしているが、一部の消費者からは「高い」と敬遠されてしまっている。

「コストパフォーマンスが悪い」(大阪府・39歳男性)

「高いからどうせならもっと安いところで良い」(東京都・46歳女性)

 第7位は同率で『すき家』『資さんうどん』『丸亀製麺』が選ばれた。

 すき家は全国でもっとも多くの店舗を持つ牛丼チェーン。トッピングの種類も多く人気だが、2025年に異物混入事件が起きた印象がまだ強いようで、衛生面を心配する意見が多く見られた。

「衛生的な印象が悪い」(鹿児島県・50歳男性)

 資さんうどんは北九州発祥のうどんチェーン店で、肉ごぼ天うどんやぼた餅を名物としている。2024年には関東にも進出しているが、まだ首都圏などでは知名度が低いらしく「そもそも店舗を見かけない」という声が相次いだ。

「店舗自体をあまり見かけないから」(愛知県・44歳男性)

「周りでも話題にあげる人もいないので、美味しいというイメージがないから」(東京都・49歳女性)

 丸亀製麺は打ち立てであることにこだわるうどんチェーンだ。全店舗に製麺機を置いていて、気軽さを演出するためセルフスタイルにしている。しかしそのシステムがわかりづらい、苦手という意見が散見された。

「混んでいて、急がされるイメージがある」(東京都・45歳男性)

「ほかのうどん屋さんも同じですが、セルフでトッピングをして会計、のやり方が苦手です」(東京都・59歳女性)

世界最大の外食チェーンもランクイン

 第6位は安くて美味しい『スシロー』。

 回転寿司チェーンのスシローは、飲食業界トップクラスの食材原価率を誇る。安さと美味しさを実現するために、旬のネタや季節限定のメニューも充実させてきた。しかし2023年には、客の少年による醤油差しの注ぎ口を舐める迷惑行為が発生。スシローは被害者ではあるが、「衛生問題が心配」という意見が見られ、風評被害がまだ続いているようだ。

「不祥事が多すぎる」(長野県・41歳男性)

「得体の知れない客が、最近多い」(東京都・56歳男性)

スシローに訴訟されたペロペロ少年(SNSより)

 第5位は本格的な讃岐うどんを楽しめる『はなまるうどん』だ。

 讃岐うどんの本場、香川県発祥のうどんチェーンであるはなまるうどん。本格的なコシのある讃岐うどんを楽しめるが、コメントではセルフ式のシステムが分かりづらいという意見が見られたり、人によっては値段が高いと感じているようだ。

「システムが分からないから」(京都府・49歳女性)

「コスパが悪すぎる」(広島県・56歳男性)

 第3位には『吉野家』と『マクドナルド』が選ばれた。

 1899年創業の牛丼チェーンである吉野家は、「うまい、やすい、はやい」をキャッチフレーズに掲げて営業してきた。忙しく働く人に伝統の味を安定して提供しているが、その一方で「男性が多いイメージがあるので入りづらい」と女性から敬遠する声が。

「店内が狭く男性が多いイメージがあるので」(宮城県・53歳女性)

「どうしても男性メインという印象がぬぐえないので」(群馬県・48歳女性)

「今だに男性が入るお店というイメージが強い 子連れで入ると肩身が狭そう 店内でゆっくりできるというイメージもない」(埼玉県・40歳女性)

 1971年に日本へ上陸し、世界最大の外食チェーンへと成長したマクドナルド。日本での創業から50年以上が経つが、その間にハンバーガーの販売価格も上昇してきた。もっと安価な頃を知っている世代からは、物価高の現在の価格は「高すぎる」と評価されてしまった。

「値段が高い割に美味しくない」(長野県・52歳女性)

「値段が高くなるばっかりで味は100円のころと変わらず」(福岡県・57歳女性)

「注文とか急かされてるようで落ち着かない」(長野県・55歳女性)

「企業全体が信用できなくなってしまった」

 第2位は客を楽しませ続ける『かっぱ寿司』だ。

 回転寿司チェーンのかっぱ寿司は、1号店を1979年にオープンさせている。開業当時は店内に水路を作り、寿司の入った桶を流して提供する独自のスタイルを取っていた。寿司以外にもサイドメニューが充実していて、幅広い層を楽しませ続けている。しかしコメントでは「美味しくない」「寿司が小さくなった」などの辛辣な意見が続出した。今一度、肝心の寿司に力を入れるべきなのかもしれない。

「以前よりもネタやご飯が小さくなったから」(愛知県・57歳女性)

「以前行ったときにシャリが冷たくまずかった」(神奈川県・57歳男性)

「正直ネタもイマイチおいしくないので」(大阪府・57歳男性)

 残念ながら第1位に選ばれてしまったのは『くら寿司』だった。

 くら寿司は「安心・美味しい・安い」をコンセプトとしており、すべての食材に化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用しないこだわりを見せている。5皿ごとに「ビッくらポン!」というゲームで遊ぶこともできて、子ども連れのファミリー層に人気だ。今回投票した人の多くは、店員によるコラボ景品の横領、及びキャンペーンの中止騒動を理由に挙げている。不祥事の印象がまだ拭えていないため、1位にランクインしてしまったようだ。

くら寿司(写真はイメージです) 撮影/編集部

「コラボ景品横領のニュースはイメージが悪すぎた」(神奈川県・47歳男性)

「ちいかわコラボ関連のトラブルで企業全体が信用できなくなってしまった」(福井県・48歳女性)

「最近大ブームになっているキャラクターのコラボキャンペーンを台無しにし、お蔵入りさせたから」(北海道・56歳男性)

 家族や友人などと外食をすると、ほんの少しの非日常感を味わえる。特に子どもにとっては特別な思い出にもなるだろう。せっかくならば楽しい思い出になるように、店側にも一層の配慮と努力を続けていってもらいたい。

全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施した「行きたくない・苦手な外食チェーン」ランキング

1位:くら寿司 44票
2位:かっぱ寿司 43票
3位:マクドナルド 36票
3位:吉野家 36票
5位:はなまるうどん 27票
6位:スシロー 24票
7位:すき家 23票
7位:資さんうどん 23票
7位:丸亀製麺 23票
10位:ロイヤルホスト 21票

※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて9月、全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施