撮影に臨んだ柴咲コウ

 9月下旬、短編映画プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season10」への参加作の撮影が、茨城県内で行われていた。この作品で、2022年制作の短編映画『巫.KANNAGI』以来4年ぶりに映画監督としてメガホンを取ったのが柴咲コウだ。

「同プロジェクトは2020年に始動し、山田孝之さんらがプロデュースしています。メジャーとインディーズの垣根を越え、さまざまなクリエイターが短編映画を制作する企画です」(映画誌ライター、以下同)

柴咲から漂った“監督”の風格

 前作では母子家庭の貧困と孤立がテーマになっていた。

「柴咲さんご自身は母子家庭ではなかったものの、幼少期は経済的に厳しい環境を経験したそう。少しずつ世の中は変わってきたものの、まだまだ女性に厳しい社会。男女平等ではないと感じていることから、このテーマを選んだんだとか」

 来年公開予定の作品については、

《今回は折角なので切り口を思いっきり変化させて、しかしその中でも因果や縁という、自分自身が常に大切にしている感覚を面白く表現してみたいなと思っています》

 と、ニュースサイトで意気込みを語っており、同作にはプライベートでも親交のある山口紗弥加の出演が決定しているようだ。映画監督として新たな作品に挑む一方、柴咲は俳優としても多忙な日々を送っている。

2026年9月下旬の撮影でスタッフと談笑していた山口紗弥加。柴咲コウとは私生活でも親交があるという

「今年8月、打海文三の小説を映画化した『時には懺悔を』に出演しました。アーティストとしての一面も持っているので、11月からは全国14都市を巡るライブツアー『ACTOR'S THE BEST ~泡沫~』も控えています」(スポーツ紙記者)

 冒頭の撮影が行われた現場では、普段の“俳優・柴咲コウ”とは違う姿が見られたという。

「ジーパンにキャラクターが大きくプリントされた黒のTシャツを着て、黒いキャップに眼鏡をかけるというラフなスタイル。首にはヘッドホンをかけていて、複数のスタッフを引き連れて現場を歩く姿からは、まさに“監督”の風格が漂っていました」(撮影を目撃した女性)

 撮影には一般のエキストラも参加していたが、こんな粋な計らいも。

「午後4時ごろに撮影が終了すると、参加者たちにはメッセージが添えられたポップコーンがプチギフトとして配られたのです。柴咲さんがエキストラへの労いのために用意したみたいですよ」(制作会社関係者)

 今作はどんな世界を描き出すのだろうか。