左からSUPEREIGHTの安田章大、役所広司、松重豊

 今冬、DMM TVで独占配信されるドラマ『ヒマチの嬢王』で主演を務める永野芽郁。人気漫画の実写化で、歌舞伎町の元No.1キャバ嬢・一条アヤネを演じる。

 さらに注目を集めているのが、永野が自身初となるプロデュースにも挑戦すること。

ヒット&話題作BEST3

「永野さんは肩書だけではなく、脚本の打ち合わせやキャスティング、撮影スケジュールの確認などにも参加しているといいますし、この作品でスキャンダル報道を一掃したいという意気込みが感じられます」(ドラマ関係者)

 近年は、俳優が演じるだけでなく、プロデュースや監督、脚本など“作る側”に進出するケースも珍しくない。そこで、俳優がプロデュースした作品の興行収入面でのヒット作をまとめてみると─。

 3位はSUPER EIGHTの安田章大がプロデュースした『平行と垂直』('26年)。8月に公開された同作は、公開から10日で興収1億円超を突破。2週目以降も満席回が相次ぐなどの好調ぶりを見せている、今年の話題作だ。

「自閉スペクトラム症の兄と結婚を控える妹の、温かくも強い絆を描いた脚本に惚れ込んだ安田さんが、映画化を自らプロデューサーに持ち込んだことから始まった作品。企画としてクレジットされ、自身ものんさんとW主演を務めています」(映画ライター、以下同)

 名プロデューサーとして活躍する日も近い?

 2位は松重豊の『劇映画 孤独のグルメ』('24年)。主演だけでなく、監督と共同脚本まで担当した松重は「興収10億円に届かなければ五郎からも監督業からも身を引く」と自ら高いハードルを掲げていたが、公開55日目に10億円を突破。最終的に10.3億円を記録し、公約を見事クリアした。

主演として男優賞も受賞

 1位は役所広司の『PERFECT DAYS』('23年)で興収は13・3億円。ヴィム・ヴェンダース監督作で主演を務めた役所は、エグゼクティブプロデューサーとしても名を連ねた。役所自身もカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞し、作品は米アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど、興行と評価の両面で結果を残した。

 映画だけではなく、配信系作品にも明暗がある。

「わかりやすいのがNetflix。岡田准一さんの『イクサガミ』は自ら主演に加え、プロデューサーとアクションプランナーも兼任。Netflix非英語シリーズで世界1位を記録し、88の国と地域でTOP10入りするなど、俳優として培った経験を“作る側”でも発揮しました。賀来賢人さんの『忍びの家』も本人が原案を手がけ、主演と共同エグゼクティブプロデューサーを担当。Netflix非英語シリーズで世界1位を獲得し、92の国と地域でTOP10入りを果たしました。

 一方で、佐藤健さんの『グラスハート』は前出の2作よりも宣伝などの制作費も相当かけたわりには、Netflixの週間グローバルTOP10では非英語シリーズ最高8位止まり。“共感性羞恥が発動する”との声が多かったように、視聴者側はのめり込めない世界観だったのかも」

 このように、俳優が“作る側”に回った作品の明暗はくっきり分かれている。

 初めてプロデューサーという立場でも、作品の成否を背負うことになった永野。『ヒマチの嬢王』で起死回生となるか、それとも─。

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