日本選手のメダルラッシュに沸くアジア大会。その盛り上がりを玉川徹氏が"経済"と結びつけた私見をコメントし、物議となっている。
29日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が開催中の愛知・名古屋アジア競技大会について私見を述べた。
日本勢のメダルラッシュも玉川氏のコメントが波紋
この日の放送では、9月28日に行われたアジア大会の陸上・男子3000メートル障害の三浦龍司選手、男子1500メートルで飯沢千翔選手が金メダルを獲得するなど、日本勢のメダルラッシュが報じられた。
日本選手らの活躍を受け玉川氏は「今、関心が高いらしい、アジア大会」と切り出し、「金メダルを日本人がすごく欲しているというか、別の言い方をすると、飢えているという状況もあるのではないかと思う」とコメント。
続けて、「アジアの中のトップでも、日本人はそれに狂喜する状況にある。(中略)1人あたりのGDPもアジアの中では1位だった。ところが、今は韓国とか台湾にも1人あたりのGDPで負けている。だから世界全体ではなくても、アジアの中でもトップになれたらうれしいと思う状況にあるのではないかと僕は思っている」と経済に結びつけて分析。
この玉川氏のコメントには《上から目線で意味不明なことを言ってますね》《GDP気にしながらスポーツ観戦する人いるの?》《日本がメダルを獲ったのが嫌でしょうがないんだろうね》と疑問の声が相次いだ。
過去にもコメントが物議となる玉川氏
「批判の多くは選手の努力の結果をGDPと結びつけている点でしょう。純粋に応援するアスリートの活躍を喜んでいた視聴者にとって、玉川氏の私見は水を差すものと受け止められたようです」(スポーツ紙記者)
玉川氏の発言が悪い意味で注目を集めるのもコメンテーターとしての立ち位置も関係している。歯に衣着せぬ物言いで知られ、これまでも数々の発言が賛否を呼んできた。
8月、大阪府河内長野市で「包丁を持った血だらけの男が暴れている」との通報で駆けつけた警察官が刃物を持って向かって来た男に発砲し、男は搬送先の病院で死亡した事件。
同番組内で玉川氏は「警察官も自らの身を守って職務をしなければいけない。(中略)ただ結果として相手が亡くなっているわけですよね。これは射殺になるわけですよね」と発言。後に“射殺”という表現は撤回した玉川氏だが、「玉川の失言を許していい理由には全くならない」などとネット上では批判が噴出した。
今回の玉川氏の発言も職責に沿ったものだと言えるが、アジアの舞台で全力を尽くし金メダルをつかんだ選手たちの努力は、大人の議論とは無関係に称賛に値する。閉会式が行われる10月4日まで残すところあと数日、理屈抜きで日本選手たちに声援を送りたいーー。
