9月30日、TBSは東京・赤坂の同局で定例社長会見を開き、日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の福澤克雄監督によるパワハラ疑惑について言及した。しかし、その対応に「甘すぎる」と批判の声が上がっている。
福澤克雄監督のパワハラ疑惑
福澤克雄監督は、現在放送中の『VIVANT』続編で原作、演出、プロデュースを担っている。続編の放送を控えた今年7月、同監督のパワハラ疑惑が浮上した。
「海外ロケを終えて国内で撮影していた際に、若手スタッフが福澤監督の言動をパワハラだと訴えました。事態を重く見た上層部は、監督の現場入りを禁止。その後は福澤監督が離れた場所からスタッフに指示を送り、撮影を終えたそうです。本サイトの取材に対し、福澤監督は《言いたいことは、特にないです》と答えるのみでした」(芸能ライター)
さらに9月16日配信の『週刊文春オンライン』は、昨年12月の撮影中、福澤監督が脚立に乗って作業していた助監督を押し倒し、骨折させたと報じている。
同局の龍宝正峰社長は定例社長会見で、今年2月に社内通報があり、撮影現場のコンプライアンス違反を調査した結果、福澤監督によるパワハラが発覚したと説明した。そのうえで、
《当社ではこれらを大変重く受け止め、就業規則に伴い、厳正に処分を行いました》
《ハラスメント行為は決して許されない》
こう語ったものの、被害者のプライバシーなどに配慮して詳細は伏せられた。
TBS・龍宝正峰社長は福澤監督に厳重注意
龍宝社長は今年3月に福澤監督と直接面会し、厳重注意したという。《本人も非常に深く反省し、今回の処分を重く受け止め、カウンセリングや講習を受けた上で指導法を見直している》とし、処分後は福澤監督、関係者ともに撮影現場に復帰。ドラマの放送予定にも変更はないとしている。
「福澤監督は、福沢諭吉の玄孫にあたる名家の出身です。また、元ラグビー選手で、高校日本代表に選出、大学ではラグビー日本一の経験もある実力者。身長190cmと大柄な体格で、現場では“ジャイさん”の愛称で呼ばれていました。そんな屈強な元ラガーマンからパワハラを受けていたとなれば、被害者が感じた恐怖は計り知れません」(前出・芸能ライター)
社長の厳重注意という幕引きに、ネット上では
《どれだけヒット作を生み出した人でも、ハラスメントは別の問題として扱われるべきだと思う》
《厳重注意で収めたのは、実績以外の他にも撮影、プロモーションに大々的にお金予算をかけただろう「VIVANT」を視聴率、収入でも成功させるために、影響を抑えたい思惑があると思います》
《パワハラをしっかり認定しているのに、もう現場復帰っておかしくない?》
《対応めちゃ甘なのは大ヒット「VIVANT」の監督だからか…》
と、厳しい声が相次いだ。
続編ではこれまでの伏線が少しずつ回収され、謎が解明されつつある『VIVANT』。しかし、このパワハラ騒動の真相が解明される日は来るのだろうか。
