9月18日夜、東京・江東区辰巳のコンビニ駐車場に止めた車の中で、知人女性と口論になった猪俣。女性の顔を複数回殴ってけがをさせた疑いで、翌19日に傷害容疑で逮捕された。女性は鼻から出血した状態でコンビニに逃げ込み、目撃した客が110番通報したと報じられている。猪俣は容疑を否認していた。
猪俣の契約解除で、メンバー7人が謝罪
猪俣は25日に処分保留で釈放されたものの、STARTO ENTERTAINMENTは9月30日付で専属契約を解除。事務所は本人への聞き取りや事実関係の確認を行ったうえで、「専属契約上の重大な違反」が認められ、契約に定める解除事由に該当すると判断したと説明。刑事事件の処分とは別に、会社として契約を解除する判断をした形だ。
そして翌10月1日、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡、寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、篠塚大輝のtimeleszメンバー7人が会見。菊池は「アイドルである以前に、人として、相手に、ましてや女性に手をあげる、暴力を振るうという行為は決して許されるものではない」と語り、メンバーとしての強い憤りを示した。
新メンバーを迎えたばかりのtimeleszにとっては、あまりにも大きな出来事。しかも今回、メンバーには9月30日夜に契約解除が伝えられた一方、契約解除の具体的な理由については、事務所側から説明できない部分も残った。
「もちろん、個々のタレントが起こした問題まで、所属事務所や同じグループのメンバーが背負うべきだという話ではありません。ただ、これだけ大きな騒動が何度も起きると、“またなのか”と受け止められてしまう。事務所として、所属タレントに何を伝え、どう管理していくのかが問われるのは自然でしょう」(芸能記者)
旧ジャニ時代から続く「またか」の印象
思い返せば、旧ジャニーズ事務所時代にも所属タレントをめぐる騒動は相次いだ。
2018年にはTOKIOの山口達也が女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検され、5月に旧ジャニーズ事務所との契約を解除。
KAT-TUN元メンバーの田中聖は2013年、事務所から「度重なるルール違反行為」を理由に契約を解除。退所後の2017年には大麻所持容疑、2022年には覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されている。田口淳之介も2016年にグループを脱退して旧ジャニーズ事務所を退所した後、2019年に大麻取締法違反の疑いで逮捕。
また、在籍中にも、2018年には未成年女性への飲酒強要報道を受けNEWSの小山慶一郎が一定期間の活動自粛、加藤シゲアキが厳重注意となった。2019年にはHiHi Jetsの橋本涼、作間龍斗がプライベート写真の流出をめぐって活動を自粛している。
2020年には、Snow Manの岩本照が未成年女性が参加していた酒席に参加していたことをめぐる報道を受け、一定期間の活動自粛に。
同じ年には手越祐也が緊急事態宣言中の外出や酒席参加をめぐって活動を自粛し、6月に旧ジャニーズ事務所との契約を終了。山下智久も未成年女性との飲酒などを報じられたことを受けて一定期間活動を自粛した。その後、10月に事務所との契約を終了している。
こうして振り返ると、特定の誰か一人の問題というより、長い年月の中で所属タレントをめぐるさまざまな騒動が繰り返し報じられてきたことがわかる。2023年には旧ジャニーズ事務所が社名をSMILE-UP.に変更し、タレントのマネジメント業務などをSTARTO ENTERTAINMENTが担う現在の体制へと移行した。
それでも2025年には国分太一をめぐるコンプライアンス問題が表面化し、国分の無期限活動休止を発表した。同じく2025年には、Aぇ! groupの元メンバー・草間リチャード敬太が公然わいせつの疑いで逮捕され、11月には罰金10万円の略式命令を受け、Aぇ! groupを離れることが発表された。
そして2026年には猪俣が傷害容疑で逮捕され、処分保留で釈放された後、STARTOから契約を解除。翌日には、timeleszのメンバー7人がそろって会見する事態となった。
「事務所が変わったからといって、過去から続く問題が一気に消えるわけではありません。ただ、ファンからすれば“また所属タレントの問題なのか”という疲れが出てしまうのも当然です。
大切なのは、騒動が起きた際に誰かを責め続けることではなく、なぜ同じように注目を集める事態が起きるのか、事務所側がどんな再発防止策を講じているのかを見ていくことではないでしょうか」(前出、芸能記者)
会見で菊池は、ファンやスポンサー、関係者への謝罪を繰り返しながら、「二度と起こさないようにメンバー一同しっかりと今回のことに向き合いたい」と語った。何かが起きるたびに、グループが頭を下げる――。そんな光景を、ファンはもう何度見てきたのだろうか。
