中森明菜

 7月1日から始まった20年ぶりとなる全国ツアーを、9月20日に完走した中森明菜。長いブランクを感じさせないステージで、ファンを沸かせた。9月22日には、NHK―FMで『今日は一日“中森明菜”三昧』と題した5時間45分もの特番も放送された。

「ラジオでは、明菜さんの曲を流す一方、高橋みなみさんらファンが登場し“明菜愛”を語っていました。明菜さんもメッセージを寄せて、プライベートについても語っていました」(スポーツ紙記者)

 そんな彼女が、9月の東京での追加公演で、こんな告白をしていた。

「ステージ上で水のボトルを手にすると“お酒じゃないよ。医者に止められたんだ”と話したんです。さらに、およそ1年前から禁酒していることを明かし、医師からは“飲酒を続ければ歩けなくなって、車イス生活になる”といった忠告を受けたとカミングアウトしました」(レコード会社関係者)

 明菜といえば、以前から大の酒好きとして知られてきた。

「若いころはワイン好きで、過去には焼酎にワサビを入れる飲み方をしていたことも。また、一時期はアルコール度数50度のウオッカを無糖アイスコーヒーで割って飲むのにハマっているとも明かしていました」(芸能プロ関係者)

大量飲酒と歩行機能低下の関係性

中森明菜のディナーショーSS席の価格は11万円と高額(公式サイトより)

 お酒の飲みすぎと歩行機能の低下には、どのような関係があるのか。順天堂大学医学部の今一義先任准教授に話を聞くと、

「飲酒をする人が歩けなくなることは、よくある話です。その背景には、いろいろな疾患が考えられます。ひとつは、お酒ばかり飲む人の中には、途中から食事をとらなくなってしまうケースがあります。そうすると、お酒自体の害もさることながら、食事をとらないことによる低栄養も相まって、骨格筋の萎縮が進むことがあります。これを『サルコペニア』といいます。大量のアルコール摂取や栄養障害によって、筋肉が萎縮して動けなくなることはよく知られているんです」

 一方で、酒を断った現在、新たな楽しみもあるという。

「明菜さんは最近、『マヨネーズあられ』というお菓子にハマっているといいます。禁酒したことをきっかけに、日々の楽しみ方にも変化があったのかもしれませんね」(前出・芸能プロ関係者)

 長年の習慣だった酒を断つことができた明菜。その決断が今、彼女のステージを支えている。