「オファーをいただいたときには“青天の霹靂とはこのことか!”と。本当にびっくりしました」
朝ドラ『ブラッサム』で主人公演じる石橋静河
9月28日より始まった新・朝ドラ『ブラッサム』。石橋静河は主人公・葉野珠を演じている。キャスト発表後、家族や友人などからの反響はさぞ大きかったのでは?
「周りの人からは、それほど(笑)。わりと普通に“おめでとう”という感じで。ただ、親戚や全然会えていなかった友人からも、たくさんメッセージが届いたことはうれしかったです」
珠のモデルは宇野千代。作家であり、モード・ファッション誌の編集、着物のデザインなど、多彩な才能を発揮。そして、数々の恋愛・結婚歴も。85歳で刊行した自伝小説『生きて行く私』は'80年代のベストセラーに。
「珠はとても好奇心旺盛で、“こうしてみたい”と思うと、その瞬間には行動に移している人。今もまだ女性が完全に自由に生きられる時代ではないけれども、さらに100年前。
モデルの宇野千代さんも、もっともっと女性が役割の中にいて、自由が全然なかった時代に、自分で人生を選び取ってきた女性です。そんな彼女をとても尊敬しますし、ご覧になるみなさんにも“私も勇気を持って一歩進んでみよう”と思ってもらえたら」
本当に何も怖くなくなりました
初回は、85歳の珠(加賀まりこ)が故郷・岩国に行くシーンから始まった。
「私と加賀さんは同じシーンでの共演はないのですが、お会いしたとき、手をギュッと握って“大丈夫よ!”とおっしゃってくださって。“こんな素敵な葉野珠になるんだ”というゴールが見え、本当に何も怖くなくなりました。どんな苦しみも乗り越えられるなと思いました」
とはいえ、朝ドラの主演。大変なことも多いのでは?
「圧倒的な撮影量は本当に大変です。今まで朝ドラの主演をされてきた方々はすごいなと思います。毎日、本当に次から次へといろんなシーンを撮っていて」
撮影期間は約1年。クランクインからは半年が過ぎたところだ。
「こういった圧は自分ではかけられないものなので。最初は圧倒されていましたが、やはり、この環境だからこそ学べることがあります。
壁にぶつかる瞬間は苦しむけれど、それも成長している証。ブレイクスルーしたら、また次の壁が現れることが、すごく楽しいと最近は特に感じています。もちろん苦しいんですけど、楽しい。とにかく、自分が日々、たくましくなっているなと感じていま
す」
タイトル映像のキュートなダンス
主題歌はYOASOBIの『咲き誇れ』。満開の桜の中で、石橋が笑顔で踊るタイトル映像が可愛いと話題になっている。
「あの踊りは、辻本知彦さんが振り付けしてくださいました。私はお芝居を始める前、コンテンポラリーダンスをやっていた時期があって。辻本さんのワークショップに参加するなど、本当に憧れていたダンサーの方です。
今回、10年ぶりくらいにお会いして、胸がいっぱいになりました。そして、みなさんと相談する中で“やっぱり明るい気持ちになる、ポップなものを”ということで、あの踊りになりました」
朝ドラ『ブラッサム』
