沖縄県の古謝玄太知事(公式サイトより)

 10月3日に那覇市のホテルで女性の遺体が発見され、アメリカ海兵隊員の男が逮捕された事件。沖縄県の古謝玄太知事が事件に関して会見を開いたが、その振る舞いが物議を醸している。

普天間基地所属の上等兵が強盗殺人容疑で逮捕

 事件は10月3日の午前4時20分ごろ、那覇市若狭のホテルの従業員から「女性の意識がない」と119番通報があり発覚した。亡くなったのは屋宜杏奈さん。チェックアウトの時間が過ぎても退出してこなかったことから、従業員がマスターキーで部屋に入ったところ、意識のない状態で倒れている屋宜さんを発見したという。

「警察はホテルの防犯カメラの映像から、屋宜さんと一緒にホテルに入ったと見られる男性がその後、女性の所持品を持って1人で出ていくのを確認。強盗殺人事件として特別捜査本部が設置されました。4日にはアメリカ海兵隊普天間基地所属の上等兵、デビン・バラード容疑者が強盗殺人容疑で逮捕されましたが、容疑を否認しています。屋宜さんの死因は、窒息死ということです」(地方紙記者)

 事件を受け、茂木敏充外相は4日、グラス駐日米大使を外務省に呼び出し強く抗議をおこなった。グラス氏は深い遺憾の意を表明し、「日本当局の捜査に全面的に協力する」と述べたと発表されている。

 また、高市早苗首相も自身のX(旧ツイッター)で《このように極めて残忍で凶悪な事件の発生は極めて遺憾》と投稿。米側に強く抗議し、《米軍関係者の綱紀粛正と事件・事故の再発防止の徹底を強く求めたところです》と綴っている。

「なに笑ってんだ?」批判が殺到

 そんな中、会見を開いたのが先月から沖縄県知事に就任したばかりの古謝氏だった。

「古謝知事は“基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に大きな衝撃を与え、新たな不安を招くものであり、断じて許せるものではなく非常に憤りを感じている”とコメント。米軍の綱紀粛正や隊員教育が機能していないと、怒りをあらわにしました」(前出・地方紙記者)

 しかし、記者からグラス大使への抗議の具体的な言葉を聞かれると雰囲気は一転。一言一句は覚えていないとしながらも「遺憾の意は示したかと思います」と答えたのだが、その時の知事の顔には笑顔が……。

米兵による強盗殺人事件に関する会見で笑顔を浮かべた沖縄県の古謝玄太知事に対して、疑問を呈した小沢一郎氏(本人のXより)

 不謹慎とも言える知事の“笑顔”に、ネット上では「何がそんなおもろいねん」「今のこの立場にいて、この流れで、薄ら笑いを浮かべて話すって、どういう感覚なんだろう?」「初っ端からやらかしたねこの人。県民として情けないし、呆れるわ……」「就任早々大変だとは思うが、政治家として最低限の演技や腹芸もできないのかと思うと、想像以上にポンコツだな」「ちょっと吹き出しながら遺憾の意って言ってる…感覚おかしい…」など、批判の声が殺到。

 また、前衆議院議員の小沢一郎氏も、Xで会見の様子を引用しつつ《この知事は大丈夫なのか? この状況でなぜ笑うのか?》と疑問を呈している。

 中には「過度の緊張からくる笑顔では?」との見方もあるが、被害者が亡くなっている痛ましい事件である。どういった原因・意図があったにしても、会見での笑顔は不適切というほかないだろう。