“世界一”を複数回獲得している日本女子バレー。1000人に聞いた、「歴代でいちばん好きな女子バレー選手」。日本女子バレー界の女王は─?
ランクインした現役はわずか2人
●10位 和田由紀子(19票)
今回のランキングでは数少ない現役勢。アジア大会では準決勝の韓国戦でチーム最多の15得点。現在はイタリアでプレーする。
「クールで落ち着いた雰囲気と、プレーしている姿がスマート。抜群の安定力と鋭さに見惚れます」(57歳・女性)、「攻撃力が鋭く動きも機敏でパワーがあるから」(58歳・女性)
●9位 古賀紗理那(21票)
'22年から日本代表でキャプテンを務め、'24年に現役引退。夫は男子バレー日本代表の西田有志。
「ケガから立ち直ってからの活躍を見て」(58歳・男性)、「ケガをしてもチームのために一生懸命頑張るところ」(50歳・男性)
東京五輪の予選時、一時は車椅子を使うほどの負傷から、わずか6日後に戦列復帰したことが話題に。
●8位 高橋みゆき(23票)
最も“人柄”が評価された2000年代の代表チームのムードメーカー。
「明るいキャラクターで、コート内でも大きな声を出してプレーしていた。すごい好感」(39歳・女性)、「勝利インタビューで男性アナウンサーが泣いてしまい、機転を利かせてマイクを取ったのをすごく覚えてる」(39歳・女性)
'03年のW杯・ポーランド戦。インタビューを担当したフジテレビの森昭一郎アナウンサーが感極まって言葉に詰まると、高橋がマイクを奪い取り、自分で進行。感動と笑いを呼んだ。
●7位 益子直美(24票)
'80年代のバレーブームを牽引したアタッカーは、リアルタイムで見ていた世代が支持。
「高校から大活躍し、さほど大きくないながらダイナミックなプレーとモデルを超えるルックス、まさに天は二物を与えたものでした。最高!」(68歳・男性)、「引退後、不妊治療について語っておられて、いろいろ苦悩があったんだなと共感したから」(52歳・女性)
益子は42歳から不妊治療を開始、45歳で“卒業”したことを公表している。
“天才少女”もランクイン
●6位 石川真佑(41票)
現役選手では最上位。ちなみに回答の約2割が兄・石川祐希に触れていた。
「お兄様もトッププレーヤーで比較されることも多いなか、しっかり結果を残している」(30歳・女性)、「みんなをまとめ、あまり背が高くないのに努力してアタックやサービスを決める」(74歳・女性)、「今の代表は石川選手がいないとダメだと思う」(31歳・女性)
アジア大会は新シーズンへの準備、コンディション調整のため欠場した。
●5位 竹下佳江(45票)
ロンドン五輪銅メダルの“世界最小最強セッター”。
「すごく小さな身体で完璧なトスを上げる姿に勇気をもらった」(52歳・女性)、「小さな大選手。トスの名手」(86歳・男性)、「小さい身体でセッターとして最高のプレーにキャプテンシー。漫画のキャラみたいで好き」(50歳・男性)
●4位 栗原恵(52票)
プレーの評価はもちろんのこと、“ビジュアル”票が圧倒的。それは異性からも同性からも。
「顔が可愛いし、スタイルが素敵」(82歳・男性)、「プレーはもちろん言うことなしですが、可愛いから好きです」(58歳・女性)
同期の大山加奈と“メグカナ”ブームを巻き起こし、女子バレーという競技への貢献を評価する声も多数。
「当時の女子バレー人気を牽引した選手だから」(50歳・男性)、「女子バレーに興味を持ったきっかけだった」(37歳・女性)
●3位 中田久美(63票)
史上最年少の15歳で代表入りした天才少女。
「バレーの申し子のような卓越したトスとリーダーシップ」(65歳・男性)、「自分も中学のころ、3年間セッターだったので憧れていた」(50歳・女性)、「中学生で全日本に選ばれて、試合で活躍したことにびっくりしたから」(57歳・女性)
'16年には女子バレー日本代表の監督に就任。東京五輪での25年ぶりの1次リーグ敗退のイメージからか、監督時代を評価する声は少なかった。
'90年代のエース対'10年代のエース
●2位 大林素子(121票)
'90年代の代表エースはコートだけでなく、お茶の間でもおなじみ。むしろプレー面ではない、明るさや親しみやすさといった人柄、タレント活動に票が集まった。
「現役時代はとてもすごい選手だったのに、今はタレントとしてよくテレビで見るし活躍しているから」(59歳・女性)、「スターといわれる最初の選手」(76歳・男性)、「すごい選手だったうえに面白い」(71歳・男性)、「スタイルが崩れていない。メディアでも存在感があった」(71歳・女性)
推される理由はプレーより引退後の姿─裏を返せば、それだけ長く“女子バレーの顔”であり続けてきたということか。
●1位 木村沙織(164票)
17歳で代表入り。アテネ五輪予選では“スーパー女子高生”と呼ばれ、五輪出場に貢献。銅メダル獲得のロンドン大会など五輪は4大会連続出場。低迷期といえる時代の代表をエース、キャプテンとして支えた。
「ルックスと世界でも通用するプレーの技術」(40歳・女性)、「低迷期を救ったと思う」(50歳・男性)、「容姿がいいから。きれいな顔立ちでモデルみたいでカッコいい」(44歳・女性)、「プレーと普段のギャップが好き」(30歳・女性)、「プレーだけでなく、天然で可愛いところも好き」(52歳・女性)、「現役時代はもちろん、解説者になっても語り口が良く、素敵なお母さんでもあると思います」(76歳・女性)、「とても器用で、なんでもこなせる万能型選手で、見ていてワクワクしていた。試合後の笑顔が素敵で大好きでした」(47歳・男性)
今回のランキングは、木村と大林の2人で全体の約4割の票を占め、ほぼ一騎打ちだった。
現役時代の輝きか、引退後の親しみやすさか……。現代表から、もっと“好きな選手”が増えてほしい!
