King & Princeの高橋海人がソロ活動をスタートさせるにあたり発表した名義「KAITO」を巡るハッシュタグ論争が大きく動き出した。
KAITOさんはもうレジェンドだよね
事の発端は10月上旬、高橋がソロ名義「KAITO」としての楽曲配信を発表したこと。その際、SNS上の投稿で拡散用のハッシュタグとして用いられたのが「#KAITO」だった。
しかし「KAITO」といえば、2006年に誕生したクリプトン・フューチャー・メディアの男性ボーカロイド(ボカロ)として絶大な認知度を誇る存在。長年にわたり、クリエイターやファンたちが楽曲やイラスト、二次創作を投稿・共有する場として「#KAITO」のハッシュタグを大切に育ててきた背景がある。
「今回の命名にあたり高橋さんはボカロのKAITOさんという存在を知っていたんです。ソロ活動を発表した際の配信で、“ボーカロイドでKAITOさんっていう方もいて、そのKAITOさんはもうレジェンドだよね。ずっと長らくやられていて”とコメントしていました。
それを知った上で同じ名前にしたことが、ボカロファンの反発を買ってしまった。既存のボカロ関連のコンテンツとアイドル関連の投稿が混ざり合う事態に、“棲み分けのためタグを分けてほしい”との要望が殺到し、高橋ファンとの間でSNS上では議論が加熱し、ケンカ状態に発展してしまいました」(アイドル誌ライター)
実際、ボカロのKAITOファンと見られるアカウントからは“殺害予告”と受け取られるようなハッシュタグが拡散され、投稿には《生まれてきたのが悪い》という過激な言葉も見られた。
ボカロKAITOの開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアが「それぞれの『KAITO』を応援する皆さまがお互いの存在や活動を尊重しながら、気持ちよくコンテンツをお楽しみいただけることを願っております」「皆さまとともに歩んできた『KAITO』の文化を大切にしながら、互いを認め合える、優しいコミュニティであり続けられるよう見守っていただけますと幸いです」と公式見解を発表するも、騒動は収まらず、双方のファンに譲る気配は見えてなかった。
高橋海人、有料ブログで「ごめんね」
事態が動いたのは10月15日夜。高橋が所属するレコード会社『ユニバーサル ミュージック』がXで1st EPの発売を告知するにあたり、「今後は #KAITO ではなく #KAITO_SALTBOY で発信をしてくださると幸いです」とハッシュタグの変更を発表。
長年ハッシュタグを守ってきたボカロファンや、応援の輪を広げたい高橋ファンの間でも「これで互いのコンテンツが混ざらずに済む」と安堵の声が広がり、騒動は幕引きに向かうかと思われが……。
「高橋も同日ファンクラブ向けの有料ブログを更新し、このハッシュタグ騒動について言及し、ファンに“本当にごめんなさい”とコメントしたようです。高橋ファンは本人からの説明に納得しているようですが、課金しなければ見ることができない有料コンテンツ内での発信だったため、“あまりにも誠意がない”と、ボカロファンは納得がいかず、怒っている人が多いようですね」(前出)
後味の悪さを指摘する声も残っているが、お互いの活動やファンコミュニティが尊重される環境が必要なのかもしれない。
