10月4日、ソロ活動を発表したのはSTARTO ENTERTAINMENTの人気アイドルグループ、“キンプリ”こと『King & Prince』の高橋海人。新たな活動展開は喜びの声を呼んだ一方、ある事案をめぐって大きな騒動にも発展していた――。
有名ボーカロイドと“名義被り”
1stシングル『swim?』をリリースしてソロ活動をスタートする高橋。作詞・作曲に加えて、アートワークやMVなど、すべての面において本人が制作に携わる力の入れようだ。
この発表に高橋のファンからは歓喜の反応が寄せられているが、他方面からは対照的な“悲鳴”が集まっているという。
「高橋さんのソロ活動での名義は『KAITO』になることも発表されています。これに対して複雑な思いを抱いているのが、歌声合成技術『VOCALOID(ボーカロイド)』を用いたバーチャルシンガーのファンたち。このジャンルに詳しくない人でも、有名キャラクター『初音ミク』などの名前を聞いたことがある人は多いでしょう。そして何を隠そう、世界初となる日本語の男声ボーカロイドの名前が『KAITO』なのです」(音楽誌ライター)
KAITOは『クリプトン・フューチャー・メディア株式会社』が2006年に発売したキャラクター。初音ミクより1年先駆けてリリースされていたこともあり、ファンの間では広く知られた存在だ。
この“名義被り”問題を受けて、SNS上では炎上騒動に発展している。
「キンプリの公式X(旧ツイッター)が、投稿を多くの人に共有してもらうためのハッシュタグとして《#KAITO》を使用したのです。しかし、このタグが、もともとボーカロイド側のKAITOが使用していたタグとモロ被り。X上では双方のファンの投稿が混同することとなり、結果としてファン同士の対立まで招く事態になっています」(アイドル誌ライター)
ボーカロイドとしてのKAITOのファンからは、「なんで既に周知されてる言葉と被せちゃうんだろう」「どう考えても選んでいい表記じゃないのはわかるだろ」「ジャニーズに検索汚染くらっとる」「なんでそんな酷いことするの…」など、反発の声が殺到。
一方、高橋のファンからも「いいだろ別に本名なんだし」「本名で活動して何が悪いの?」との声が上がり、事態は混沌の様相を呈している。
名義被りを認識した上で命名
そんな中、10月5日にはクリプトン・フューチャー・メディアが、初音ミクの公式Xで《「KAITO」という名称やハッシュタグについて、皆さまからさまざまなお声をいただいております》と声明を発表。
《同じ名称が使用されることによるハッシュタグ等の重複を完全に防ぐことは仕組み上困難であり、今後も検索やSNS上で双方の情報が混在する場面が生じるかと存じます》と問題を認識しつつ、《それぞれの「KAITO」を応援する皆さまがお互いの存在や活動を尊重しながら、気持ちよくコンテンツをお楽しみいただけることを願っております》と、双方のファンに呼びかけている。
公式からの見解が示された“KAITO問題”だが、ボーカロイドファンの怒りは高橋のソロ名義の命名経緯にも関わっているという。
「高橋さん側が、ボーカロイドのKAITOの存在を知らずに名義被りが起こったのだとしたら、ファンも“もらい事故”のような気持ちでおさまってたかもしれません。ただ、高橋さん本人がソロ活動を発表した際のインスタグラム配信で、命名に迷った際のエピソードとして、“ボーカロイドでKAITOさんっていう方もいて、そのKAITOさんはもうレジェンドだよね。ずっと長らくやられていて”と発言しており、存在を認識していたことは明確に判明しています。このことに対しても、“知った上で名前被せてくるとかタチ悪すぎ”などの意見が寄せられています」(前出・音楽誌ライター)
なお、『クリプトン・フューチャー・メディア』は声明文の終わりに《皆さまとともに歩んできた「KAITO」の文化を大切にしながら、互いを認め合える、優しいコミュニティであり続けられるよう見守っていただけますと幸いです》とも記している。
活動名義を巡って、思わぬ形での船出となった高橋のソロ活動。双方のファンが納得する未来は――。
