錦織圭

 男子テニス・元世界ランキング4位の錦織圭が10月1日、東京・有明コロシアムで行われた「木下グループ ジャパンオープンテニスチャンピオンシップ2026」で、現役最後の試合を終えた。

妻・観月あこも引退セレモニーに出席

 10月6日には、有明テニスの森で引退セレモニーを開催した錦織。約1万人の観客に手を振りながら登場し、会場からは盛大な拍手が贈られた。式には錦織の両親や姉に加えて、妻・観月あこの姿も。

「2人は2020年に結婚。しかし2025年6月、『週刊文春』によって錦織選手の不倫が報じられました。錦織選手は報道を認め、謝罪しています。観月さんが大きなショックを受けたことは想像に難くありませんが、どうやら夫婦仲は持ち直したようですね。観月さんは引退試合にも駆けつけ、涙で錦織選手と抱き合っていました」(スポーツ紙記者)

 セレモニーには、錦織の世界トップ10入りを支えたコーチであるマイケル・チャン氏や、元日本テニス協会会長の盛田正明氏らも出席。錦織は駆けつけた人々へ「今日は自分のためにこうやって時間を作っていただき、本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

 自身のこれまでの功績や活躍の映像が流れると、錦織は「こうやって見るとケガが多いテニス人生でした」と回想。しかし、「やっぱり頭に残っているのは、最高だったシーンだったり、特にここジャパンオープンで優勝したシーンがすごく鮮明に残っている」と振り返った。

ビデオメッセージで「泣きそうでした」

「“最後まで出し切れたことに満足”と語った錦織さんに、ここで驚きの出来事が。なんと、ノバク・ジョコビッチ選手やラファエル・ナダル選手など、世界トップ選手からのビデオメッセージが届いたのです」(前出・スポーツ紙記者)

 ジョコビッチからは「何度でも立ち上がってきた君の不屈の精神と闘志。体の不調やケガなど数々の困難に直面しながら、本当に素晴らしく、尊敬に値する」と賛辞が。ナダルからも「君はケガに悩まされてきたが、同時に何年も素晴らしい結果を残してきたね」「君の新しい人生に心からの祝福を送ります」と、温かな言葉が贈られた。

 錦織はこれらのビデオメッセージに、「本当にもうちょっとのところで泣きそうでした」と喜びと感動を語っている。

2026年10月6日、引退セレモニーを開催した錦織圭(前列左から3人目)。左隣は母・恵理さん、右隣は妻・観月あこ。観月の右隣が錦織の姉・玲奈さん 写真/共同通信社

「これから日本・アジアのテニスがもっと強くなるように自分もヘルプはしたい」と、テニス界への思いを語った錦織。

 19年間のプロ生活に幕を下ろしたレジェンドへ、ネット上では「たくさんの感動をありがとうございました。本当に今までお疲れ様でした」「夢を本当にありがとう!当時のBIG4からのメッセージ凄すぎる」「しっかり充電した後、新たな才能を育ててもらえたら嬉しい。若い選手にとっては錦織さんの指導を受けること自体が大きな意味を持つだろう」「ケガに苦しんだ現役生活だったと思います。それでも日本人も世界と戦えると思わせてくれる選手でした」「本当に引退したんだと改めて実感……新たなステージでの活躍を願っています」と、労いの言葉があがっている。

 数々の記録を打ち立てた錦織。これからは日本及びアジアのテニス界を、また違った形で牽引してくれるだろう。