King&Princeの高橋海人

 ファン同士の“対立”をめぐった問題は、すでに看過し難い事態にまで発展していた――。

 10月4日、ソロ活動を発表したSTARTO ENTERTAINMENTの人気アイドルグループ、“キンプリ”こと『King & Prince』の高橋海人。ファンからは喜びの声が上がったが、その“名義”が物議を醸した。

高橋海人の“殺害予告”が拡散

「高橋さんのソロ活動での名義は『KAITO』。これに対して複雑な思いを抱いているのが、歌声合成技術『VOCALOID(ボーカロイド)』を用いたバーチャルシンガーのファンたちです。『初音ミク』などの有名キャラクターで知られる“ボカロ”において、世界初となる日本語の男声ボーカロイドの名前が『KAITO』なのです。

 そして、キンプリの公式X(旧ツイッター)が、情報共有のためのハッシュタグとして《#KAITO》を使用。このタグも、もともとボーカロイド側のKAITOが使用していたタグとモロ被りしています。ボカロ側のファンからは“検索汚染”との悲鳴が上がり、一方で高橋さんのファンからは“本名で活動して何が悪いの?”との反発が寄せられ、険悪な対立構造となってしまいました」(音楽誌ライター)

ボーカロイドのKAITO(『クリプトン・フューチャー・メディア株式会社』公式HPより)

 高橋はソロ活動を発表した際のインスタグラム配信で、命名経緯を明かした際に「ボーカロイドでKAITOさんっていう方もいて、そのKAITOさんはもうレジェンドだよね。ずっと長らくやられていて」と発言。その存在を認識していたことも判明しており、さらに波紋を呼んでいる。

 そんな高橋の炎上騒動は、さらに過激な方向へ動いているようで……。

「高橋さんに対して憤りを感じたボカロファンと見られるアカウントが、なんと“殺害予告”と受け取れるようなハッシュタグを拡散し始めたのです。投稿には、《生まれてきたのが悪い》という過激な言葉も。これには、高橋さんのファンから“殺害予告でてる。このタグ恐怖だろ”“逮捕してください”“一線超えたね”“警察動かないの?普通に犯罪者”“本当に早く逮捕しないとやばくない?これ本当に何かしそうで怖い”など、恐怖と心配の声が集まっています」(スポーツ紙記者)

STARTO社に対応を求める声

 中には、STARTO社に対する痛烈な“指摘”もあるという。

「STARTO社といえば、timeleszのメンバー・猪俣周杜さんが知人女性への障害容疑で逮捕され、専属契約の解除に至ったばかり。この件に関して、10月6日に同社は《タレントや関係者、その周囲の方々の尊厳と穏やかな日常を守り、タレントが安心して表現活動に向き合える環境を維持していくため》として、《個人に対する誹謗中傷》を控えるよう声明文を発表しています。

 今回、高橋さんに向けられている“殺害予告”は、もはや誹謗中傷の域を超えた悪質なもの。しかし、同社からは現状、なんの見解も示されていません。ファンからは、“殺害予告された海人よりtimelesz?”“契約解除された人より契約している人が先でしょう”“timeleszなんかより殺害予告されてるキンプリの海人を守れよ…”“守るならみんな同じように平等に守って”“徹底的に訴えてほしい”などの意見が殺到しています」(同・スポーツ紙記者)

高橋海人への“殺害予告”と受け取れるようなハッシュタグを拡散し始めた、ボカロファンと見られるアカウント(Xより)

 なお、ボカロ側のファンからは、「もしボカロ界隈の者であれば本当に心から申し訳なく思います」「そちら側には本当に申し訳ない」「高橋海人くんファンのみなさん本当にごめんなさい」など、事態を悲観し謝罪するコメントも寄せられている。

 ボーカロイド『KAITO』を手掛ける『クリプトン・フューチャー・メディア株式会社』は、10月5日に初音ミクの公式Xで、ハッシュタグ等の重複を完全に防ぐことは《仕組み上困難》としつつ、《それぞれの「KAITO」を応援する皆さまがお互いの存在や活動を尊重しながら、気持ちよくコンテンツをお楽しみいただけることを願っております》と呼びかけている。

 長年のファンであればさまざまな感情を抱いてしまうのも無理はないかもしれないが、運営の語る通り、求められているのは互いのリスペクトだろう。