左から今井絵理子・高市早苗・蓮舫

 日本初の女性首相が誕生してから1年。“ガラスの天井”が打ち破られたいま、政治の世界での女性活躍への期待はかつてなく高まっている。いっぽうで女性政治家への注目度が増すほど、「あの人だけはイヤ」という本音もまた浮かび上がってくるものだ。

「上司だったら絶対にイヤ!」女性政治家ランキング

 では、一般の男女が「上司だったら絶対にイヤ!」と感じる女性政治家は、いったい誰なのか? 全国の20歳以上60歳以下の男女500人にアンケートをとり、本音に迫ると─。

10位 小渕優子

 10票を集め10位にランクインしたのは、故・小渕恵三総理大臣の娘である小渕優子。2015年に元秘書2名が政治資金規正法違反の罪で在宅起訴された。その際、壊れたパソコンサーバーを新品に交換し、サーバーを引き取った業者がハードディスクにドリルで穴を開けたことが報じられたが、「秘書がドリルでパソコンに穴を開け証拠を隠滅した」とのフェイクニュースが残ってしまった。

 こういった過去のスキャンダルへの歪んだ記憶が“上司”というイメージと強く結びついた結果といえそうだ。

「ドリルが怖いから」(大分県・45歳)
「不正などして、発覚すればそれを隠ぺいするような人間だから」(東京都・47歳)

 これほど印象が固まってしまうと、払拭するのはなかなか難しいか?

9位 生稲晃子

 12票で9位に入ったのは生稲晃子。「能力、実力がない」「政治家にはあってない」と、議員としての資質を疑問視するコメントが相次いだ。元おニャン子クラブのメンバーであり芸能人としてのキャリアはあっても、政治家として何をしているのかが見えにくいことへの不満が集まっているようだ。

「能力、実力がない」(神奈川県・57歳)
「なんで議員になれたのか全くわからない」(兵庫県・55歳)

 知名度と政治家としての実力は、やはり別物ということなのだろうか?

8位 辻元清美

 21票で8位に入ったのは辻元清美。「攻撃を生業としているので、ちょっとしんどい」という声に象徴されるように、政治の場での激しい追及スタイルが上司のイメージとしてはマイナスに働いているようだ。「意見が合わなそう」「細かい指摘が多そうで嫌」と、距離を置きたいという声も多かった。

「攻撃を生業としているので、ちょっとしんどい」(大阪府・52歳)
「細かい指摘が多そうで嫌」(兵庫県・55歳)

 部下としてついていくには、それ相応の覚悟が必要かもしれない。

7位 三原じゅん子

 31票で7位となったのは元女優・歌手である三原じゅん子。「知識や勉強不足を人のせいにしてきそうだから」「自己中心的なイメージ」と、ともに働く上でのストレスを想像させるコメントが目立った。

 歯切れのいい物言いが政治の場では武器になっても、職場の上司として重ねると途端に敬遠されてしまうらしい。

「知識や勉強不足を人のせいにしてきそうだから」(千葉県・45歳)
「自己中心的なイメージ」(埼玉県・46歳)

 発信力の強さが、かえって上司としてのイメージを損ねているとしたら、なんとも皮肉な話だ。

現役首相が3位にランクイン

5位(同票) 片山さつき

 34票で5位(同票)となったのは片山さつき。その冷徹で厳格なキャラクターへの恐怖感を訴える声が多く集まった。「ヒステリックそう」「性格が良くない」といった声もあり、職場での関係構築の難しさを懸念する回答が相次いだ。

「めちゃめちゃ冷静に詰められそうだから」(神奈川県・56歳)
「失敗を許してくれなさそう。」(東京都・56歳)

5位(同票) 小池百合子

 片山さつきと同じく34票で5位(同票)となったのは東京都知事の小池百合子。言動の一貫性を疑問視するコメントが相次ぎ、「感情的だし屁理屈ばかり尊敬できるところがなにもない」(兵庫県・55歳)という直球の批判も寄せられた。

「急に梯子を外しそうだから」(北海道・55歳)
「自分の利益しか考えないから」(東京都・57歳)

 華やかな外見の裏に、思わず厳しい本音が潜んでいた。

3位(同票) 高市早苗

 48票で3位(同票)に食い込んだのは、現役の高市早苗首相だ。日本初の女性首相として“ガラスの天井”を打ち破ったことへの評価は高い一方、「長時間労働を強要されそうで自分には合わないと感じる」と、激務ぶりを恐れる声が目立った。

「傲慢でコミュニケーションを取ろうとしないから。言いたいことを一方的に言いまくる人物は絶対にNG」(愛知県・51歳)
「自分の非を認めようとしない。権力のある人には媚びるが下には厳しい。この人についていこうとは思えない」(東京都・41歳)

 国を引っ張るリーダーとしては頼もしくても、直属の上司となると…話はまた別のようだ。

3位(同票) 福島みずほ

 高市早苗と並ぶ48票で3位(同票)となったのは福島みずほ。「中身真っ赤なオムライスだから」という独特のコメントが象徴するように、その思想的なスタンスへの強い警戒感が目立った。

「違う考え方の人間を見下し、攻撃する。」「理論より感情が前面に出るイメージがあるから」という声も相次ぎ、価値観の相違を受け入れてくれなさそうという不安が根底にあるようだ。

「中身真っ赤なオムライスだから」(広島県・51歳)
「違う考え方の人間を見下し、攻撃する」(兵庫県・58歳)
「幼稚で特化した専門分野があるわけでもない付け焼き刃な言動を見ていると上司になったら朝令暮改で迷惑を被りそう」(茨城県・43歳)

 強固な信念は政治の場では武器でも、職場では“困った上司”に直結するらしい。

2位と50票差!圧倒的1位は

2位 今井絵理子

 50票で2位に入ったのは、人気グループ『SPEED』出身の今井絵理子だ。不倫疑惑が取りざたされた過去も影響してか、「不倫していたくせに自分のことは棚に上げて、偉そうに言ってきそう」という声が上がった。

「知識がないのに政治家になっている典型。一度でいいから討論番組出てみなさい。」と、政治家としての実力への評価も厳しく、私生活も活動実績も両面からの批判が集中している。

「不倫していたくせに自分のことは棚に上げて、偉そうに言ってきそう」(大阪府・38歳)
「この方の不祥事をよく聞く。政治家として自覚や知識が無い」(新潟県・51歳)

 スター出身ならではの知名度が、かえって批判の的になっているのかもしれない。

1位 蓮舫

 2位の今井絵理子(50票)に大差をつけ、121票を集めて圧倒的な1位に輝いた(?)のは蓮舫だ。

 かつてタレント・報道キャスターとして活躍し、「2位じゃダメなんでしょうか」のフレーズで一世を風靡した蓮舫。2026年5月に立憲民主党東京都連会長選で敗北して以降、動向が報じられることは減ったが、“上司としての蓮舫”というイメージは今もなお多くの人の記憶に鮮明に刻まれているようだ。

 寄せられたコメントには、「攻撃的で徹底的に追及するのに自分のことになると曖昧にはぐらかすから」という声が象徴するように、ダブルスタンダードへの強い反感が随所に見られた。

「自分の意向に沿わない提案をしてきた部下は徹底的にダメ出しをしていびりそう。自分の過去の発言を棚上げしてひたすら粗探しとダメ出しをされそう。典型的なパワハラ上司になりそう」という詳細なコメントも届いており、一方的に追い詰められるイメージが多くの人を遠ざけているようだ。

「攻撃的で徹底的に追及するのに自分のことになると曖昧にはぐらかすから」(東京都・49歳)
「自民党議員の粗探しばかりしていて、しかもろくに確認も取らずにSNSで批判を展開、間違っていれば削除して知らん顔。人として尊敬できません」(神奈川県・57歳)
「自分の意向に沿わない提案をしてきた部下は徹底的にダメ出しをしていびりそう。自分の過去の発言を棚上げしてひたすら粗探しとダメ出しをされそう。典型的なパワハラ上司になりそう」(奈良県・50歳)

「上司だったら絶対にイヤ!」女性政治家ランキング

 今回のアンケート全体を通じて浮かび上がってくるのは、「他人には厳しく、自分には甘い」という上司像への根深い拒否反応だ。

 批判すること自体は政治家の仕事の一部かもしれないが、それを職場に置き換えた瞬間、多くの人が「ついていきたくない」と感じてしまう─。女性政治家の活躍が期待される時代だからこそ、その言動への視線はますます厳しくなっているのかもしれない。

「上司だったら絶対にイヤ!」女性政治家ランキング 結果一覧

1位:蓮舫 121票
2位:今井絵理子 50票
3位(同票):高市早苗 48票
3位(同票):福島みずほ 48票
5位(同票):片山さつき 34票
5位(同票):小池百合子 34票
7位:三原じゅん子 31票
8位:辻元清美 21票
9位:生稲晃子 12票
10位:小渕優子 10票

※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて10月、全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施