今年25周年を迎える東京ディズニーシー。4月15日から来年3月31日まで、アニバーサリーイベント『スパークリング・ジュビリー』を開催し、この期間だけのスペシャルなイベントやグッズを展開する。
12万円の衝撃カチューシャ
11月25日からは新たなグッズが発売されるが、昨今問題視されている“高すぎる”という指摘がここでも浮上している。
「公開されたグッズはミッキーとミニーのぬいぐるみチャーム(ともに税込み1万8000円)や、ネックレス(3万円)、キーチェーン(2万5000円)などの全10種。中でも高額なのは、ミッキーとミニーのぬいぐるみセット(6万円)と、カチューシャ(12万円)です。
今回のグッズはジュエリーブランド『スワロフスキー』のクリスタルを使用しているといいますが、元来“子どもから大人まで誰もが夢を見られる場”を掲げてきたパークのアイテムとしては、常識をはるかに超えた高価格設定。いくら熱心なディズニーファンといえども、簡単には手を出せないでしょう」(レジャー誌編集者、以下同)
12万円の高額カチューシャは《さまざまな大きさのストーンが散りばめられており
見る角度によって違う輝き方が楽しめます》と説明がされており、たしかに数えきれないほどのキラキラが輝きを放っていた。
このカチューシャについて、ネット上では《スワロフスキークリスタルという宝石を使ってるそうで…そら買えんわ…》と、一部納得の声もあったが、
《富裕層カチューシャか…》
《1万2千円で買うか悩むレベルなのにこの値段はちょっと》
《こういうところがもう金の亡者》
《がち誰が買うの案件すぎてパークで見かけたら拍手しそう》
など、否定的な意見が多く見られた。
若者離れより利益優先か
ディズニーは昨今の価格高騰が目立っており、今年6月には普通自動車と大型自動車の駐車場料金がともに1000円値上がりし、4000円と6000円に改定された。10月11日からは、チケット料金の最高額が1万900円から、1万2400円に引き上げられている。
前者は、維持管理コストの上昇や近隣相場とのバランス調整等が理由で、後者は人件費や管理費の上昇などが理由となっている。
「ディズニーに関連するあらゆるコト・モノがインフレしており、夢の国とは程遠くなっている状況です。ディズニーリゾートの来園者の男女比は約3:7と言われていますが、全体の7割を占める女性のうち、18歳未満の子どもたちは約3割。つまり、大人の女性が来園者の大半を占めています。
チケットの値上げに比例するように、来園者数は減少傾向にありますが、グッズや有料パスの高額化に伴い、客単価は上昇しています。その結果、今年4月から6月期の純利益は過去最高の約412億円を記録。値上げでの批判をものともしない業績をたたき出しているのです。
結果が出ている以上、今後も強気な値上げ措置を取ることは容易に想像できます。若者離れは加速するでしょうが、運営側もそれは織り込み済みのはず。“若者離れ”というより、事実上の“若者切り捨て”という表現の方が近いかもしれません」(前出・レジャー誌編集者)
「夢と魔法」を届けてきたが、一部の富裕層やコアファンだけが楽しめる「選ばれし者の場」へと変貌を遂げているディズニー。過去最高利益という数字の裏で、若い世代やファミリー層は見放されたと感じているかもしれない。
