対立候補を支援した地元自治体の予算をカットし恫喝したとの報道に、国民からの批判が収まらない簗和生農林水産相。高市早苗首相が簗氏の続投を表明し、さらなる批判が噴出している。
10月5日、簗氏は報じられた問題の発言を「撤回し、お詫びする」「深く反省している」と謝罪。しかし農相については続投の意向を示していた。
とにかく『働いて仕事で返せ』
「8日の衆院本会議では、国民民主党の玉木雄一郎代表がこの件を追求しました。なぜ予算をカットしたと言ったのか、減額の働きかけはあったのかなどを簗氏に質問。簗氏は発言を“不適切だった”と述べた上で、減額を求めた事実はないと疑惑を否定しています」(地方紙政治部記者)
また玉木氏から任命責任について質問された高市首相は、「もとより、大臣の任命責任は私にあります」としたが、「まず本人が適切に説明するということが重要」と発言。
簗氏の進退に関しては「襟を正して職責を全うしてほしいと考えております。とにかく『働いて仕事で返せ』と言っております」と、解任の予定はないことを明らかにしている。
さらに玉木氏は、ほかにも同様の事案がないか「全府省調査をおこなうべき」と指摘。しかし首相は「改めて適切な予算の配分を徹底させる」とし、調査はおこなわない方針を示した。
立憲民主党は、この件についての説明責任を果たすか簗氏が辞任しない限り、参議院の農林水産委員会開催を拒否する意向を自民党に伝えたという。
「高市首相と簗氏は非常に親しい仲で、2月の衆院選では応援演説で簗氏を“私の大事なやなちゃん”と紹介していたほどです。そもそも簗氏は“裏金議員”として処分歴のある人物。裏金議員の閣僚起用は初めてですが、そこには高市首相のプッシュがあったと言われています。
今回の件でここまで簗氏をかばうのは、自身の責任よりもお友達を守りたいという感情が優先されているのかも知れません」(前出・地方紙政治部記者)
高市首相はなぜ庇うのか
高市首相の発言には疑問の声が噴出。歌手の松山千春はライブ中のトークで、「なぜあのような人をかばうのか」と発言。
放送作家の野々村友紀子は『ゴゴスマ』(TBS系)にて、「まだ大臣を続けさせるって、大きな批判を受けてもしょうがないんじゃないかな」と苦言を呈した。
またお笑いタレントのカンニング竹山も同番組で、「政治家の人って言葉が命」「(続投は)ちょっともう厳しいかなと思います」と意見を述べている。
野党からも厳しい追求がなされている今回の問題。ネット上でも、
《単なる言葉の問題として片づけていい話ではない。政治への信頼を守るためにも、辞任という形で責任を明確にすることが必要》
《議員の仕事を間違えて理解してる奴に、どうやって「仕事で返せ」と?》
《仕事で返す前に、やるべき事あるだろうがよ》
《庇っているのではなく任命責任を正当化する為には自らに忠誠を誓いイエスマンとしての仕事ぶりで返せ、という話に聞こえる。総理と大臣という国民の為に仕える立場とは違う親分子分の世界観に聞こえる》
《単なる仕事のミスならば仕事で返せ、と言えるが国民からの信用を失うことやってんだ。辞める以外ないだろ!》
と批判が噴出している。
国民はもう我慢の限界だ。
