10月7日からアパレルブランド『ファッションセンターしまむら』と、大人気ゲームシリーズ『ドラゴンクエスト』のコラボ商品の販売が始まった。
ドラクエコラボが大反響
このコラボはTシャツやルームウェアなどのアパレル商品だけでなく、ドラクエシリーズで人気のスライムを模した巾着袋や、がま口財布など合計100種類以上を展開。全国のしまむら約1400店舗で一斉に販売されたが、発売日には開店前に並ぶ人が各地で見られるなど、その反響は凄まじいものだったという。
実際にネット上では、
《しまむらドラクエコラボ明日通販あるから緩い感じで来たんだけど183組み並んでるwwww》
《しまむら×ドラクエのコラボ商品、夜勤明けで買いに行ったら、まさかの行列&整理券配布。 目的のおどるほうせき巾着とスライムがま口は、買えませんでした》
《ドラクエ舐めてました まさか、しまむらコラボで開店前からパチ屋の如く長蛇の列ができていたとは 余裕ぶっこいて昼前に行ったらすでに商品棚は嵐が通り過ぎたあとでした 凄いね、ドラクエ効果》
などの投稿が見られた。
店舗での販売から1日後の10月8日からはオンラインストアでの販売も開始され、その販売方式はなんと“受注生産”。これは昨今の転売問題への対策とみられているが、なぜ店舗に足を運ぶ人が多かったのだろうか。
「オンラインでの発売前にいち早くゲットしたいという熱心なファンもいたでしょうが、店舗で数量限定で配布される『オリジナルショッパー(全2種類)』を目当てに駆けつけた人も多かったのです。ショッパーは『ファッションセンタードラクエ』という文字や、スライムがデザインされたもので、数が無くなり次第終了となります。
受注生産で誰でもグッズが購入できる中、唯一このコラボで全員の手には渡らない希少なアイテムとなっていました。税込み5,000円ごとに1枚プレゼントされますが、中にはショッパー目当てに大量購入をした人もいたそうですよ」(ファッションライター、以下同)
しまむら広報が答えた“受注生産”の意図
コラボ商品の転売が相次ぐ中、受注生産に切り替え、転売ヤー対策を行ったとされるしまむらの対応。改めて、その真意について、同社の広報部に聞いてみると、
「より多くのお客様に商品をお届けするため、受注生産を行っております」
とのことだった。
グッズの反響については、「多くのお客様にご来店いただいており、今回のコラボレーションに高い関心をお寄せいただいているものと受け止めております」と、喜びを滲ませる。
ショッパーの転売状況については、「オリジナルショッパーのフリマサイト等での出品については認識しておりますが、個人間の取引に関する事項であるため、回答は差し控えさせていただきます」とした。
“受注生産”という明確な転売対策を打ち出し、ファンから称賛の声が多く上がった今回のコラボ。しかし、ノベルティなどの限定要素が残る限り、形を変えた争奪戦や高額転売を防ぎ切るのは容易ではない。誰もが納得できる販売方法を確立する難しさが、改めて浮き彫りなった。
