脳科学者・中野信子(公式インスタグラムより)

 10月5日、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の後継番組として始まった情報番組『ニュースto』(日本テレビ系)。華々しくスタートを切ったばかりの同番組だが、10月15日の放送ではコメンテーターから唐突な発言が飛び出し、物議を醸している。

高市早苗首相の組閣について語る脳科学者の中野信子氏

脳科学者・中野信子(本人インスタグラムより)

 番組では、衆院選で対立した自治体の予算を大幅カットしたなどと発言し、最終的に辞任することとなった簗和生元農水大臣の一連の問題を取り上げた。話題は次第に任命責任を問われている高市早苗首相の組閣についてへと移る。

 すると木曜コメンテーターで脳科学者の中野信子氏が、唐突に「私が気になってるのは、高市総理が時々、お友達が少ないって言われると思うんですけど。これで、もし高市さんが女性でなかったら、っていうことをよく考えるんです」と話し出した。

「中野氏は“政治の場では夜のネットワークというか。そういう場でネットワーキングをして、こういう人がいる、ああいう人がいるっていうのをリクルートしていくみたいなところがあると思うんですけど”と、政治家にとって飲みの場が重要であることを語っています。

 その上で“女性はそのプラットフォームを使えないんです。ほぼ性接待みたいなところがあるから”と衝撃的な発言をしました」(政治部記者)

 放送事故ともとれるような発言にスタジオが凍り付く中、読売テレビの黒木千晶アナウンサーは冷静に「そういうことはないと思います」と対応。中野氏が「ないと思うけど…」と言い淀むと、同じく木曜コメンテーターとして出演していたキヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司氏が、「そこに性差は関係ないと思うんですけど」と話を引き取った。

鋭い語り口で人気を集める

「中野氏は東京大学大学院医学系研究科を修了し、医学博士号を取得。東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授、森美術館理事などを歴任していて、脳や心理学をテーマに研究や執筆活動をおこなってきました。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などにも出演し、その鋭い語り口で人気を集めています」(前出・政治部記者)

 今回の中野氏の発言はネットで拡散され、

《リアルで見てたけど、いきなり何を根拠に言うの?ってビックリした》

《中野さんて、いつも言葉を選びながら発言する人なんだけれど今回は何気に爆弾発言ですよね》

《それこそ問題発言なのでは?政治家だけでなく論客の起用も任命責任問題》

《この発言、政治家だったら辞職に追い込まれるわ》

《中野さん、正直失望しています》

 などの批判の声が殺到した。

 また、即座に否定した黒木アナの対応については《黒木アナ、さすがの対応でしたね》と称賛の言葉が集まっている。

 黒木アナは同局系『そこまで言って委員会NP』の議長を5年にわたり担当してきた。時事問題や社会課題について遠慮のない意見交換をする番組において、毅然とした舵取りをしてきた経験がある。今回も黒木アナの機転に救われる形だったが、そもそもの発言への配慮は忘れないでもらいたい。