なんだかモヤる「年の差夫婦」1位は?

 有名人同士の結婚は「交際ゼロ日婚」や「格差婚」など、夫婦の特徴にちなんだ名前がつきやすい。中でも耳なじみがあるのが“年の差婚”だ。

 夫婦の形は自由。それは大前提としても「テレビで見る年の差夫婦に、なぜかモヤっとする」という人もいるはず。そこで今回は、35歳以上の男女500人を対象に「モヤっとする有名人の年の差夫婦(12歳差以上)」についてアンケートを実施。ランキング形式で発表していく。

「母親のような年齢の人と」

 第10位にランクインしたのは、みはる(56)&Mr.シャチホコ(33)の23歳差夫婦。共に、ものまね芸人・コロッケがプロデュースするものまねショーパブに出演したことで仲を深め、2018年に結ばれた。

 アンケートでは「マザコンの極みという印象」(北海道・65歳・男性)、「母親のような年齢の人と結婚するのはいかがなものか」(北海道・69歳・男性)などの声が。姉さん女房を超えた“母親女房”ともいえる年齢差が気になるようだ。

 9位は19歳差の本並健治(62)&丸山桂里奈(43)の2人。共に高い運動能力を誇った、元サッカー日本代表選手のカップルなのだが……。

尾西食品株式会社の商品を手にして、笑顔の本並健治・丸山桂里奈夫妻

「丸山さんの言動がヘンテコすぎる。最近は夫婦でバラエティーに出すぎてうんざり」(東京都・56歳・男性)、「バラエティー番組への出演が多く、スポーティーなイメージがない」(大阪府・49歳・男性)など、テレビで見せる夫婦のキャラクターに対する声が多数寄せられた。

 コラムニストの辛酸なめ子さんは、本並&丸山夫妻について次のように話す。

「個人的には、2人とも同じくらいキャラが濃く、お似合いな印象です。アスリートの世界も一般的な感覚とはかけ離れているので、年齢差以上に2人にしかわからない世界がありそうですよね」

 もしかすると、別次元で通じ合っているのかも。

福山雅治、吹石一恵

 続く8位は、タレントのほしのあき(49)と、JRA騎手の三浦皇成(36)。13歳差に加えて、結婚当時20歳だった三浦の“若さ”にも注目が集まった。

 アンケートには「結婚当時、三浦騎手が活躍しだしたころだったので、話題づくりに思えて応援しにくい」(兵庫県・57歳・男性)や「自分の賞味期限が切れる前に若いジョッキーをたらし込んだように感じた」(東京都・63歳・女性)など、手厳しいコメントも。結婚するタイミングも、見る人の印象を左右するようだ。

 歌手で俳優の福山雅治(57)と、同じく俳優の吹石一恵(44)夫妻は7位にランクイン。

「吹石さんを応援していたのに、あまりテレビに出なくなってしまい残念」(千葉県・65歳・男性)、「吹石さんはもっと活躍できる俳優なのに、夫の陰に隠れた感じでもったいない!」(神奈川県・77歳・男性)など、結婚後、表舞台に立つ機会が減った彼女を惜しむ声が多かった。

「個人的には年の差よりも『福山雅治って結婚願望があったんだ!』という衝撃のほうが大きかったですね(笑)。当時、福山さんのファンも“福山ロス”で落胆していた記憶があるので、まだ傷が癒えていない人もいそうです」(辛酸さん、以下同)

45歳差に「どうしても違和感」

結婚当時、68歳と23歳だったふたり。綾菜へのバッシングは激しく、住所をSNSで拡散されたりもした

 6位にランクインしたのは、お笑い芸人・加藤茶(83)&タレント・加藤綾菜(38)。“年の差婚”と、ひと言で片づけにくい45歳の年齢差が世間を驚かせた。

 妻・綾菜は介護職員初任者研修を修了するなど、加トちゃんを献身的にサポート。その姿に称賛の声もある一方で……。

「最近は何も思わない人も増えたと思うが、どうしても違和感がある」(千葉県・60歳・男性)、「親子以上に年が離れているので、どんな会話をしているのか想像もつかない」(神奈川県・70歳・女性)など“モヤモヤ”が拭えない人もいるようだ。

「結婚当初に比べて、綾菜さんの表情が穏やかになっている印象です。いろいろな意見がありますが、45歳の年の差は突き抜けていますよね。ここまできたら、最後まで添い遂げてほしいです」

 “年の差婚界のカリスマ”として、このまま歴史に名を刻んでほしい。

川﨑麻世と川﨑花音は21歳差(麻世のインスタグラムより)

 お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気(40)と、タレントの奥森皐月(22)夫妻が5位に。

 アンケートでは「女性が10代半ばのころに番組で共演していた印象があり、交際から結婚に至った経緯を考えると少し引いてしまう。本人は納得していてもモヤモヤする」(東京都・40歳・女性)や「双方が大人なら年の差も受け入れやすいが、10代の子に手を出すのはちょっと引く」(岡山県・49歳・女性)などのコメントが多く寄せられた。

「カイヤのほうがピンとくる」

 4位は、俳優・川﨑麻世(63)&料理研究家・川﨑花音(42)の21歳差夫婦。前妻・カイヤとの泥沼離婚裁判中、花音は友人として麻世を支え、信頼関係を築いていったという。

 そんな経緯があるものの「前妻とのいがみ合いの記憶が強い」(神奈川県・63歳・女性)や、「川﨑麻世といえば、カイヤのほうがピンとくる」(広島県・54歳・女性)などの声が多数。再婚してもなお、カイヤの影は色濃く残っているようだ。

 いよいよトップ3の発表。結婚当時から大きな話題を呼んだ、俳優・石田純一(72)とプロゴルファー・東尾理子(50)の2人が3位に名を連ねた。

「東尾理子の父親から、切なさが伝わる」(福島県・77歳・男性)と、理子の父・東尾修(76)に同情する声に加えて「あんないいかげんな男のどこがいいのか……」(北海道・64歳・女性)と、石田の派手な女性遍歴に対する批判コメントも目立った。

極楽とんぼの山本圭壱、元AKB48の西野未姫

 2位は、お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱(58)と、元AKB48でタレントの西野未姫(27)夫妻。

 山本は2006年、当時17歳だった少女への暴行容疑で書類送検され、その後、不起訴処分となった。この問題を受けて、長らく芸能活動を休止していた時期がある。そのためか「西野さんを応援したいが、夫の悪印象がどうしても拭えない」(大阪府・61歳・女性)、「年上の女性と結婚したなら改心したのかと思うが、31歳も年下。あり得ない!」(大阪府・55歳・男性)など、拒否感を示すコメントも寄せられた。

 反省を示すには、妻の年齢が若すぎた?

2020年12月3日、都内で行われた謝罪会見で苦しそうな顔をする渡部建

「過去のスキャンダルが生々しい」

 そして、モヤっとする年の差夫婦第1位は、お笑い芸人・渡部建(54)&俳優の佐々木希(38)の2人。

「スキャンダルの内容的に、離婚してもおかしくない状況にもかかわらず、今も結婚生活は続いている。視聴者としては、それが不思議でしょうがないんですよね。今後、渡部さんが破格の善行でもしないかぎり、このモヤモヤは晴れそうにないです」

 アンケートでも「過去のスキャンダルがあまりにも生々しく、夫婦として違和感が強い」(京都府・74歳・男性)や「以前は好きな芸人だったが、不倫の内容がキツく、もう笑えない」(愛媛県・59歳・男性)などのコメントが多くを占めた。彼の贖罪は、まだまだ続きそうだ。

「有名人同士の年の差婚カップルを見ていくと、世間一般の常識の枠外にいる人々、という印象を受けました。芸能界独自の時間の流れで生きているというか……。年の差婚をした年上側の人は、どこか無邪気さを残しているので、精神年齢的には合致しているのかもしれませんね」

 夫婦の数だけ2人にしかわからない関係性がある─。モヤっとしつつも、 温かく見守ってみれば、意外な“気づき”があるかもしれない。

辛酸なめ子 1974年東京都生まれ。漫画家、イラストレーター、コラムニストとして活躍。核心を突くコメントに定評がある。近著『世界はハラスメントでできている』(光文社新書)など著書多数

取材・文/とみたまゆり