プロフィギュアスケーターの羽生結弦が見せた“最新の姿"が、ネット上で大きな波紋を広げている。発端は、彼が制作総指揮を務めるアイスショーの協賛企業が公開した一枚の写真。そこに写っていたのは、私たちがよく知る「氷上のプリンス」のイメージとは一線を画す、鋭く凛々しい表情で……。
イブランドとの融合で見せた新境地
衝撃を与えたのは、11月28、29日に開催される佐賀公演『Yuzuru Hanyu “REALIVE” an ICE STORY project』に関連して、オフィシャルパートナーのファイテンが公式Xに投稿したショットだ。
写真は、普段の柔らかな前髪を下ろしたスタイルとは異なり、前髪を潔く上げておでこを出したスタイリング。黒い衣装を身にまとい、カメラを射抜くような鋭い視線で手を差し出す羽生の姿は、どこかミステリアスな色香さえ漂わせている。
この投稿に対し、SNSでは即座に反応が相次いだ。
《羽生君なの?印象が変わった》
《大人っぽくなってる》
《誰?って思いました。名前を見るまで分からなかった》
《眉がキリッとした。整えるだけで印象違うからね!》
《かまいたち濱家かと思った》
2022年7月に競技からの引退とプロ転向を表明して以降、羽生のビジュアル戦略は明らかに変化している。
世界的なラグジュアリーブランド『グッチ』のアンバサダー就任などを経て、かつての「万人に愛されるアスリート」という枠組みから、自らの内面を投影する「唯一無二の表現者」へとシフト。今回の激変も、そうしたセルフプロデュースの一環と言えるだろう。
離婚騒動がもたらした「守るもの」の変化
しかし、ファンの戸惑いは単なる「髪型の変化」だけではない。そこには、彼が歩んできた激動の道のりが影を落としているようにも見える。
特に大きな転機となったのが、昨年世間を騒がせたスピード離婚騒動だ。私生活での大きな決断を経て、羽生の表情にはこれまでの透明感に加え、ある種の“凄み"や、孤独を受け入れたような強さが宿るようになったと感じるファンも少なくない。
「これまでは周囲が求める“理想の羽生結弦"を演じてきた部分もあったかもしれません。しかし今の彼は、自分自身の葛藤や脆ささえも芸術として昇華させようとしている。
古参ファンの中には、昔の清廉潔白なイメージを懐かしむ声もありますが、今の彼からは『過去の自分を壊してでも突き進む』というプロとしての強い覚悟が伝わってきます」(スポーツ紙記者)
「別人みたい」という驚きは、彼が常に現状に甘んじず、進化し続けていることの裏返しでもある。賛否両論を巻き起こしながらも、羽生はこれからも過去の自分を塗り替え、誰も見たことのない景色を私たちに見せてくれるに違いない。
