10月18日に放送された日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第21話の視聴率が世帯平均16.8%(関東地区)をマーク。前回の前回15.4%から1.4%アップし、第2シーズン計11回で3番目の高さを記録した。
堺雅人演じる自衛隊別班員・乃木らが、中国系組織シンシーの拉致監禁から奪還した別班員とともにゴルバド共和国を脱出するといった白熱したシーンが繰り広げられたことも、視聴率がアップした要因だろう。
空港シーンだけで1億円の制作費を投入か
21話の目玉となったプライベートジェット機を使い出国するシーンでは、2機のプライベートジェットを実際にチャーター。
TVerやTBS FREE で配信中のメイキング番組『V_Log』の#21では、3日間に渡り現役の空港を貸し切って撮影が行われたと紹介されている。そのためSNSでは、
《これ、空港シーンだけで1億円近く掛かっててもおかしくないのでは……?》
と驚く声が。劇中では1機あたり10人ほどが搭乗していたが、今回撮影に使用されたTC-CDYとTC-AHEは最大7人乗りの小型ビジネスジェット。
運行会社のサイトによると飛行1時間あたりの費用は110万円〜と紹介されており、実際に飛行するシーンは短いものの2機をチャーター+空港を3日間貸し切っていることを考えれば、この脱出シーンだけで実際に1億円ほどかかっている可能性は十分考えられる。
そんな迫力あるシーンで多くの視聴者を釘付けにした一方、雑演出も。
《めっちゃ日本語の看板あって草》
《VIVANTはちょいちょい作り雑なところあるよね。タイピングシーンとか。今日の倉庫のところも普通に日本語看板あったりとか》
プライベートジェットで脱出シーンの前、着替えとメイクを行うために寄ったゴルバド国際製鉄会社の廃工場という設定のシーンで右上に、
《墜落・転落の恐れがあるためフレコンの上から乗り降り禁止。労働災害防止を徹底すること》
という看板が映り込んでいたのだ。
「看板が映ったのは一瞬ですし、パソコンモニターサイズであれば文字は読み取れないレベルでしたが、大画面のテレビで見ていた視聴者の中ははっきりと文字が読めたみたいですね」(テレビ誌編集者)
制作費1話1億円ほどが投入されていると話題の同作だが、第2シーズンでは制作費のメリハリをつけるためか、海外設定のシーンでも岐阜県や鳥取県など国内でロケが行われていることも少なくない。
14話ではカメラマンの映り込みも
また雑演出もしばしば話題に上がり、14話では特急やくもに乗り込むシーンで、『Reserved』と表示されたLED電光掲示板に男性カメラマンが映り込む凡ミスがあり、ツッコミが殺到することに(配信ではすでに修正済み)。
第18話ではアゼルバイジャンの地下鉄の駅で指令のメモを受け取るシーンで、受け取る前と受け取った後の堺演じる乃木の後ろに立っている外国人エキストラがヒゲの生えた成人男性と薄紫のTシャツを着用した成人男性から、中学生と小学生にしか見えない男児に変わっている……ということもあった。
「編集は現地の撮影に立ち会っていないスタッフが行なっているのかもしれませんが、せっかく多額の制作費と時間をかけて作られている作品だけに、細部までこだわってほしいですよね」(前出・テレビ誌編集者)
視聴者が作品に没入できるよう、ノイズになるような雑演出はなくしてほしいものだ。
