2月7日、衆院選の街頭演説をおこなった高市早苗首相

 “予算カット”発言の炎上により、農水相を辞任することとなった簗和生氏。大物政治家による自治体への圧力が問題視される中、その疑いの目は首相にまで向けられていた――。

高市早苗首相に関する驚きの“データ”

 簗氏が「大幅にカットした」と言い放ち問題となったのは、国土交通省の「社会資本整備総合交付金」だった。

「社会資本整備総合交付金は、都市整備に関する補助金を自治体に一括で交付する制度。国の裁量によってその配分が決まるため、議員の圧力を受けやすいとされています。簗氏は衆院選で対立候補を支援した首長のいる地元自治体に向けて“予算カット”発言を放ち、なんと実際に、その予算は大幅に減額されていました。政府側は圧力がかかったことを否定していますが、国民からの信頼を大きく損なったのは事実です」(政治ジャーナリスト)

 当然、野党は全省庁に向けての調査実施を求めた。しかし、実態調査は未だ行われずにいる。

 そんな中、高市早苗首相に関する驚きの“データ”が報じられた。

「高市首相の地元・奈良県の各自治体に配分された社会資本整備総合交付金が、前年度から大幅にアップしていると『日刊ゲンダイ』が伝えました。首相就任から初の予算編成を経て、今年度に国から直接交付された額は、約33億1117万円。前年度は約26億3499万円だったため、約25.7%もの大幅増額となっています。具体的な事業内容に関しても、高市首相の選挙区である“衆院奈良2区”に属する自治体の事業ばかりだとされています」(全国紙政治部記者)

「露骨な利益誘導型政治」不信の声

 国費から賄われる交付金の全体額は、前年度の4874億円から4597億円と約5.7%の削減となっており、大幅増額が見られる奈良県はまさに“異例のケース”となっている。

 このデータが報じられると、国民からは不信の声が殺到。ネット上には、

「簗氏同様に厳しく追及、事実なら辞任を求める!」

「簗ちゃんと同じ構図では?」

「“ご祝儀ばらまき”ですか」

「露骨な利益誘導型政治」

「知恵袋の簗ちゃんが教えたんでしょうか」

 などの声が寄せられている。

2026年2月の衆院選で、高市早苗首相からの応援を受けた簗和生農相(公式facebookより)

 また中には、「簗が辞任する前に『ダサい』と言葉を放った おそらく真意は恫喝選挙がバレてダサいということだよね」と、高市首相が簗氏の失言を受けて言い放った「ダサい」という発言を指摘する意見も。

 高市首相は、公式サイト上で《大切な故郷 奈良県のために働いた記録》と題して、2014年12月から今年1月にかけて計335回にわたり“交付金を確保した実績”を列挙している。政治家による圧力の存在が疑われている今、国民はこの“実績”をどう捉えるのか――。