YouTubeコンテンツとして根強い人気を誇る「大食い動画」。しかし現在、韓国で大食い動画の収益化停止が相次いでおり、日本の大食い系YouTuberたちも戦々恐々としているという。
「摂食障害(摂食症)」を助長する恐れ
収益化停止が表面化しているのはお隣の韓国。大量の食べ物を並べて食べながら配信する動画は、韓国で「モッパン」と呼ばれる大人気のコンテンツだ。若者を中心に爆発的なブームとなり、言葉の壁を越えて韓国国内だけでなく世界へも波及していった。しかし……。
「産経新聞の報道によると、登録者44万人の大食い系YouTuberであるサルペジョさんが、9月に収益化停止通知を受けたそうです。動画の再生回数に応じて得られる広告収入は彼らの主な収入源であり、収益化が停止されれば、配信者にとってはまさに死活問題となるでしょう」(ITジャーナリスト)
これは、「摂食障害(摂食症)」を助長する恐れがあるとしたYouTubeの方針強化によるものとされている。大食いだけでなく過激なダイエット系のコンテンツ動画も規制の対象になっており、視聴者の健康や精神面に悪影響を及ぼす可能性のあるコンテンツの排除に本腰を入れて乗り出した形だ。
日本でも、大食い系YouTuberを巡る不穏なニュースが続いている。大食い企画で人気の双子YouTuber・はらぺこツインズは、体調不良と重度のうつ病による療養のため、2025年10月24日に当面の活動休止を発表。入院や休止の主な原因はうつ病や複合的な体調不良であり、本人は「大食いが直接の原因ではない」と否定しているが、それでもファンからは彼女たちの体調を心配する声が後を絶たない。
「寿命の切り売り」厳しい意見が噴出
さらに、2025年12月21日には、韓国在住で登録者数85万人超の日本人YouTuber・とぎもちの配信内容が大きな波紋を呼んだ。
「とぎもちさんが韓国風アメリカンドッグを食べる動画の中で、咀嚼した食べ物を机の下などに吐き出しているように見えるシーンがありました。その様子が切り取られてSNS上で拡散され、瞬く間に大炎上する事態へと発展してしまったのです」(前出・ITジャーナリスト)
こうしたトラブルや体調面への懸念が重なり、大食いコンテンツを取り巻く状況には、ネット上でも、
「コンテンツを作るために食べたふりをして裏で吐き出したりするなんて、不快感しかない」
「食べ物を粗末にしているようにしか見えない」
「精神的に不安定で過食になる人もいる中で、YouTubeのような場所で影響を受け、過食に興味を持ってしまう人もいると思う」
「そもそも、無理して食べる動画に収益をつけることが初めから間違っている」
「自分の寿命の切り売りしているようなものですよね」
など、厳しい意見が噴出。
エンターテインメントとして楽しむ視聴者がいる一方で、配信者の健康や社会への影響が強く懸念されている大食い動画。今後のYouTube側の対応次第では、大食いYouTuberの存続が危ぶまれる事態へと発展していくかもしれない。
