お笑いタレントのやす子が、自ら運営する子ども食堂『やすまったり』で一部の利用者に対し「出禁」を言い渡すという異例の事態が起きた。常に笑顔で「はい〜!」と場を和ませる彼女が、なぜこれほどまでに強い言葉を使わなければならなかったのか。善意の活動に立ちはだかる「マナー」という壁に、大きな注目が集まっていて……。
「次回以降は出禁」スタッフの巡回も辞さない強い姿勢
2026年10月22日、やす子は自身のXを更新。自身が代表を務める会社が運営する子ども食堂「やすまったり」を開催したことを報告。
東京都葛飾区で週1回、高校生以下を対象に不定期で開催されているこの食堂。この日はカレーや里芋の唐揚げ、コールスローなどが振る舞われ、やす子は「元気そうでニコニコでも、いろんな事情を抱えてる子が沢山いるなと子ども食堂を開くたびに思います! 子ども達! 本当に困ったらやすまったりにおいで!」と、温かいメッセージを綴った。
しかし、その数時間前、「やすまったり」の公式Xが投下したポストは、それまでの和やかなムードを一変させるものだった。
《自転車での来店は禁止です。知っているのに自転車で来て、やすまったりの近くに停める方がいます。近隣の方の迷惑になっています》
一部の利用者によるルール違反を指摘した上で、
公式Xは《次回以降見かけたら、やすまったり出禁とさせていただきます》と、毅然とした態度で警告。さらに続く投稿では、スタッフが巡回を行い、違反者を見つけ次第、帰宅してもらうという徹底した方針を打ち出した。
「もともと『やすまったり』の公式HPでは、SNSでの告知や不定期開催といった運営ルールが明記されています。その中で、あえて自転車禁止を周知していたにもかかわらず、確信犯的にルールを破る利用者が後を絶たなかったため、温厚なやす子さんを含めた運営スタッフ一同も怒りを隠せなかったのでしょう」(芸能ライター)
子どもにも容赦なしの背景
この「出禁警告」の投稿がされると、SNSでは瞬く間に議論が巻き起こることに。しかし、その多くはやす子の決断を支持するものが多く、
《社会のルールを守らないとペナルティがある、という教育を受けられる機会だと思います》
《いくら子供だろうと善悪の区別が付かない訳じゃ無いんだからルールを守れないなら利用するべきじゃ無い》
《せっかく、やす子さんが素晴らしい取り組みをしているのに近隣住民に迷惑かけて子ども食堂が煙たがられ無いようにルールを、守ってほしいですね》
といった、運営側の苦労を思いやる声が目立った。
「今回の騒動は、地域住民や支援者の善意によって成り立つ『子ども食堂』の難しさを浮き彫りにしました。本来、子どもたちの居場所や食事を支えるための活動が、一部の利用者の振る舞いによって運営側の負担となり、存続が危ぶまれることもあります。
こうした社会貢献活動をめぐっては、芸能人が取り組む場合、ことさら『売名』や『イメージアップ』といった見方をされることもあります。
しかし、やす子さんは自ら運営を支え、活動を続けてきました。そうした取り組みの積み重ねがあるからこそ、今回の『出禁』という厳しい対応も、子ども食堂を守るための判断として受け止められ、共感につながったのではないでしょうか」(社会部記者)
やす子が「心を鬼にして」下したこの決断は、単なる一運営者の怒りではなく、子どもたちの「安心できる居場所」を守るための、防衛策だったと言えるのではないだろうか。
