及川光博

 10月21日からテレビ朝日系でスタートしたドラマ『相棒 シーズン25』。このシーズン放送期間中に“相棒”が交代することが発表されている。

「2000年に単発ドラマとして放送されたのが始まりですが、今や不動の人気ドラマシリーズに。警視庁の窓際部署『特命係』の水谷豊さん演じる杉下右京とその“相棒”が難事件を解決していくストーリー。相棒は初代を寺脇康文さん、2代目は及川光博さん、3代目が成宮寛貴さんで、4代目を反町隆史さんが務めた後、2022年に放送のシーズン21から寺脇さんが復帰。今回、“6代目”として及川さんにバトンタッチとなります」(テレビ誌ライター)

 シーズン25の第1話の平均世帯視聴率は11・0%と2桁スタートになった。しかし、前回のシーズン24は全話通しての平均視聴率が9・67%と初めて1桁となっており、テコ入れが必要な状況だった。

 特命係への“再配属”となった及川。“新しい相棒”ではなく再びミッチーに白羽の矢が立ったのはどういった理由なのか。

「長年続いているということもあり、ファンも高齢化しています。近年のテレビ局の懐事情からすると予算的に厳しいのでしょうが、ギャラの見通しが立ち、女性からの人気もある王子キャラの及川さんでスポンサーの興味回復を図りたいという思いがあるのだと思います」(テレビ朝日関係者)

“再配属”も1周回ると新しくなる

水谷豊の“相棒”が現在の寺脇康文から及川光博へ交代する(番組公式HPより)

 相棒の交代に踏み切った理由について、元テレビ朝日プロデューサーで、番組制作事情に詳しい鎮目博道氏はこう分析する。

「長期シリーズで難しいのが、いかに変化をつけるかです。ずっと同じことをやっていると視聴者から飽きられてしまいますから。『相棒』の場合、一番簡単で大きく変えることができるのが相棒の交代。それをシーズンの途中で行い、さらに新しい人ではなくファンが知っていて思い入れのある人を起用することで、なんとか変化をつけようとしているのだと思います」

 長年のファンを飽きさせない工夫が及川ならできるという。

「1周回ると新しくなるというか、新しい解釈でもう一度楽しめるところがあります。そういった意味でも以前の相棒で人気のあった及川さんの再登場は納得です。最近のドラマの見方の一つとして考察しながら見るというのがあります。かなり前の内容を伏線として引っ張ってくることもできますし、それは長く続いている『相棒』だからできること。及川さんの起用で多くの変化をつけることができるようになります」(鎮目氏)

 かつての相棒がどんな姿で戻ってくるのか、“気になりますねぇ”。