ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 “恐怖”を楽しむはずのハロウィーンイベントが、別の意味で“怖い”話題に。22日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でゲストを怖がらせるゾンビ役のキャストに対し、ゲストが背後から抱きつく“バックハグ”の様子を収めた動画がSNSで拡散され批判が噴出している─。

USJ『ハロウィーン・ホラー・ナイト』でセクハラ

「普通にセクハラだし悪質すぎる」USJホラーナイトでキャストに抱きつく迷惑客(Xより、一部変種部で加工)

 USJのハロウィーンといえば、園内を練り歩くゾンビたちがゲストを襲う「ストリート・ゾンビ」が名物。15周年を迎えた今年のホラーイベントでもクルーがゾンビと化し、来園者を本気で怖がらせる演出が人気を集めている。

 その“襲う側”であるはずのゾンビ役キャストに、逆にゲストが抱きついたとされる動画が拡散され《セキュリティ体制どうなってんの?》《こんなのトラウマになる普通に声出せないゾンビの方からしたら背後からとか余計怖いし》《警備スタッフが助けて連行して一生出禁にすべき。出禁どころか逮捕でしょ》と指摘が相次いだ。

 運営側はこうしたこの事態をどう受け止めているのか。USJの運営会社に安全確保、ゲストによる迷惑行為への対応について聞いてみた。

USJは「一切容認いたしません」

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、エンターテイナーやクルーを含む、パークに関わるすべての人の安全と尊厳を大切にしています。故意に抱きつく、腕や肩をつかむ、叩くなど、その安全や尊厳、心身の健康を脅かす行為について、当社は一切容認いたしません」(USJ広報、以下同)

 同社は、ゲストに守ってほしいルールとして『ルールとマナー』や、ハロウィーンの仮装イベント『ユニバーサル・エクストリーム・オータム ~Discover U!!!』の注意事項と仮装について」のガイドラインを定めている。

 同ガイドラインでは、お断りしている行為として「アトラクションやショーの運営および進行の妨げになる危険行為、また他のゲストやエンターテイナー、クルーを驚かせるなどの迷惑行為」など、普通にゲストとして楽しんでいれば抵触しないような内容ばかり。

 同社の姿勢としても「このような行為が確認された場合には適切に対応いたします」と、今回の騒動に対する姿勢を回答してくれた。

「USJは『ハロウィーン・ホラー・ナイト』に伴い営業時間を延長して多くの来園者を迎えています。USJのファンからは歓喜の声が上がる一方で《嬉しいけどクルーの方々は大変だ、、、》《バイトの給料もっと上げてあげて》などと、現場スタッフを気づかう声も少なくありません。労働時間が延長する中で迷惑行為への対応にも追われてしまうような状況から、クルーの処遇について強く指摘するような声もあがっています」(社会部記者)

 恐怖に乗じて一線を越えないこと―。

 USJが掲げる「すべての人の安全と尊厳」を守るのは運営のルールだけでなく、それを受け取るゲスト一人ひとりの節度でもある。