10月21日、神奈川県相模原市で「走らないごみ収集」と銘打った実証実験がスタートした。家庭から出されるごみの集積場所間を作業員が電動キックボードで移動して、作業員の負担軽減を図るのが目的だ。
市の担当者は「ごみ回収のイメージが変わること」に期待
『テレ朝NEWS』が動画付きでこのニュースを報じるとXでは、
《逆に危なくないか??》
《ゴミ収集の人って、今まで収集車の横を1日5〜6kmも走ってたんや。キックボード導入より、まずそこにびっくりした》
《これはいいアイデアですね。電動キックボードは乗り降りが容易で距離的にもぴったり》
と、さまざまな声が上がっている。
作業員の平均年齢は58.2歳で、中には70歳近い人も。1日平均5.6km走ることから、夏の暑いなかで走ることは負担になっているという。
そこで日本初の実証実験を行った理由などを、相模原市廃棄物政策課に話を聞いた。
「相模原市がごみの収集運搬を委託している『合同資源サービス株式会社』の代表取締役が、ごみ回収助手の身体的負担の軽減や持続可能なごみ収集体制への繋がりを考慮して、本実証実験を考案いたしました」(担当者、以下同)
今回の実証実験で使用している電動キックボードは1台だが、使用した作業員からは「かなり楽になりました」と好評だという。
SNSでは「キックボードが事故を起こしそう」といった心配の声も上がっていたものの、市に届いた意見は現段階では1件のみ。
「10月21日の実験初日に、作業の様子を見かけた地域住民の方からは、興味深く作業を眺めていただきましたが、特に心配する声はありませんでした。同日に、安全面を懸念するお電話を1件いただきました。現段階で、安全面を心配するお問い合わせは、他に届いていません」
本格的に導入することになった場合は、どれぐらいの予算になるのだろうか?
「今後の具体的対応につきまして、本実験を通じて、データ収集を行い、把握していく予定です」
電動キックボードを使用したごみ収集にこう期待を寄せた。
「ごみ回収作業員の身体的な負担の軽減だけでなく、ごみ回収のイメージが変わることで若い作業員の増加に繋がっていくことも期待しております」
相模原市は2020年に「SDGs未来都市」に選定されるなどSDGsを推進している自治体だけに、「走らないごみ収集」の導入で持続可能なごみ収集体制を構築してくれることに期待したい。
