左から松井秀喜氏、高橋由伸氏

 10月23日に“電撃就任会見”を開いた、巨人こと読売ジャイアンツの松井秀喜新監督。続いて28日には、盟友である高橋由伸氏がヘッドコーチに就任することが明らかになった。

高橋由伸氏が見せていた“意味深”な姿勢

 松井監督と由伸氏といえば、言わずと知れた巨人の“黄金コンビ”。松井監督は1992年に星稜高校からドラフト1位で入団し、1学年下の由伸氏は1997年に慶應大学から同じくドラフト1位で入団。2000年と2002年には日本一に輝いている。

「由伸氏の巨人復帰は、2018年まで監督を務めて以来、8年ぶりのこと。松井監督は、23日の就任会見で、コーチについて“一人だけ声をかけております”と発言していました。由伸氏はその“一人”として有力視されていましたが、無事に球団と合意したようですね。松井監督と由伸氏の豪華なタッグが実現し、巨人は3年ぶりのリーグ優勝や15年ぶりの日本一を目指していきます」(スポーツ紙記者)

 現役時代はともに長嶋茂雄さんの教えを受け、選手会長だった松井監督がヤンキースに移籍した2002年のオフには、その座を継承した経緯もある由伸氏。新監督にとってこれ以上なく心強い“相棒”の誕生に、ファンは大いに沸いている。

 一方、一部では由伸氏がヘッドコーチ就任前に見せてきた姿勢にも注目が集まっている。

「今年7月17日、上原浩治氏のYouTubeチャンネルに由伸氏と高橋尚成氏がゲスト出演し、3人の巨人OBがチーム状況について率直なトークを繰り広げました。そこで尚成氏から『来年(監督を)やれって言われたらどうする?』と直球質問をぶつけられた由伸氏は、突然フリーズして『来年やれ…? 来年やれ…? 来年やれ……??』と何度も聞き返し、『どうするかね』と苦笑いし、明言を避けていました。

 続けて尚成氏が『とりあえず1年契約』と条件を絞ると、『1年だったらやらない』と即答。『チームを作り上げるという意味では1年じゃ無理』『結果だけじゃなく育てないといけない』『余裕を持たないと』と自身の監督観を語りました。この際、ファンからは“もう球団から話が来ているようにしか見えない”“あの受け答えは意味深だった”との声が続出していました」(スポーツライター)

松井秀喜監督の姿勢にもあった“違和感”

 また、9月12日には、都内で行われた「サンリオベースボールアカデミー」に松井監督と由伸氏が参加。このイベント時の様子も、ファンの間では“推理”の材料になっていた。

「イベント終了後に、当時繰り広げられていた阪神との優勝争いについて質問が飛んだ際、由伸氏は巨人の得点力不足など鋭い分析を披露したのに対し、松井監督は『勝つためにどういう戦い方をするか。現場のチームの皆さんが精いっぱい考えているでしょうし、基本的には応援しているだけ』とコメントしたのみでした。あえて深く語ろうとしない姿勢に違和感を覚えたファンは多く、ネット上には“来季の現場入りが決まっていて、下手に現場を刺激する発言を控えたのでは”“コメントの距離感がすでに球団内部の人間っぽい”といった声が相次ぎました」(同・スポーツライター)

 由伸氏・松井監督ともに見事、的中していたファンによる“現場入り”予想。さらに、黄金コンビの復活をより早く察知していた人物がいた。

高橋由伸氏、原辰徳氏

「上原氏のYouTubeで由伸氏に鋭い質問をぶつけていた尚成氏は、昨年のYouTubeで“松井監督”が実現した場合の組閣案を予想していました。その際、『ヘッドコーチ的存在は高橋由伸じゃないかな』と語っていたのです。ファンの夢を膨らませる予想内容でしたが、わずか1年で叶うとは尚成氏も思っていなかったのでは」(スポーツ紙デスク)

 数々の“伏線”を回収する形となった、松井監督と由伸ヘッドコーチの誕生劇。ファンからは「高橋由伸は嘘がつけない正直な人なんだなぁ」「ヘッドコーチ確定フラグ めちゃくちゃ出してて草www」「由伸が完全否定もしなかった理由の伏線回収か アラフォー歓喜」「見事な伏線回収 これだから読売ファンをやめられない」などの反応が寄せられている。

 監督就任会見では、「これからジャイアンツに新たな黄金時代が訪れるよう、今日ここからスタートしていきたい」と意気込みを語った松井監督。由伸ヘッドコーチとのタッグで、来季は球界に旋風を巻き起こすかもしれない。