品川祐

 お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が10月28日、自身のXを更新。持病ともいえる「憩室炎(けいしつえん)」を再発したことを明かし、ファンから心配の声が相次いでいる。病院で点滴を受け、3日間の絶食を余儀なくされるという過酷な状況だが、ネット上ではかつての彼へのイメージからは想像もつかないほど、温かいエールが送られていて……。

「嫌われ芸人」ランキング常連だった過去と現在の乖離

 品川は28日の投稿で《また憩室炎》と切り出し、《病院で点滴打って、明日から絶食3日間。腸活について勉強しよう》と病状を報告した。その後、自身の体調がネットニュースになったことを受けて再び投稿。

《自宅療養で3日間の絶食&点滴で明後日には仕事復帰。痛みもかなり落ち着いて、今は飯が食えないというだけで元気です》と、仕事への強い意欲を綴りつつ、周囲への感謝を伝えた。

「また憩室炎だ……」病院で点滴を受けることになり、3日間断食を報告した『品川庄司』の品川祐(本人のXより)

 品川は2022年3月頃にも憩室炎の罹患を公表しており、今回が再発となる。憩室炎とは、大腸の壁の一部が袋状に突き出した「憩室」に炎症が起きる病気だ。腹痛や発熱などの症状が現れ、治療では炎症の程度に応じて食事制限や絶食による腸の安静、点滴などが行われる。

 かつての品川といえば、バラエティ番組の「嫌われ芸人ランキング」で上位の常連。その歯に衣着せぬ物言いから、ネット上で何かとバッシングの対象になることも少なくなかったが、今回の闘病報告に対するSNSの反応を覗くと、様相は一変している。

《品川さん頑張りすぎて無理しすぎなんですよ》
《何でも自分一人でやろうとしすぎです》
《痛みが治まりますように》

 といった、純粋に体調を気遣うコメントが目立つのだ。かつての“アンチ”が鳴りを潜め、彼を応援する声が主流となっているのはなぜだろうか。

映画監督としての成功で変えた信頼感

 この“異例”とも言える同情の声の背景には、近年の彼が築き上げた「映画監督・クリエイター」としての確固たる実績がある。

「自叙伝を映画化した『ドロップ』のヒット以降、精力的にメガホンを取り続けてきた品川さん。その後も、『漫才ギャング』や『サンブンノイチ』などを手がけ、2023年には映画『OUT』の監督・脚本を担当。『OUT』では、出演するJO1のメンバーに複数の役を演じてもらい、見た目や芝居を踏まえて配役を決めたと語っています。

「また憩室炎だ……」病院で点滴を受けることになり、3日間断食を報告した『品川庄司』の品川祐(本人のXより)

 芸人としての枠を飛び出し、現場で泥臭く作品作りに打ち込む姿が、かつてのネガティブなイメージを払拭し、“実力派クリエイター”としての信頼に繋がったといえるでしょう。また、相方の庄司智春とのコンビ仲の良さや、YouTubeでの等身大な発信も、視聴者の好感度を底上げしている要因の一つ。

 54歳を迎え、尖っていた若手時代とは異なる“大人の余裕”と“仕事への真摯な姿勢”が、現在の幅広い支持層を形成しているのではないでしょうか」(映画ライター)

 3日間の絶食という過酷な療養期間は、多忙を極める彼にとって、神様が与えた「強制休息」なのかもしれない。ネット上の温かいエールを力に、再びパワフルな姿を見せてくれる日を待ちたい。