花田秀虎選手(ビーズインターナショナル公式サイトより)

 元アマチュア横綱の花田秀虎(23)が、米プロレス団体『WWE』と正式契約を結んだことが、複数の米メディアによって報じられた。

花田秀虎と元横綱・若乃花(花田虎上)は無関係

花田秀虎選手(公式インスタグラムより)

 相撲出身の逸材のプロレス転向に驚きが広がる一方で「花田虎上かと思って二度見した」「若乃花のご子息かな…?って思ったら縁もゆかりもなくてびっくりしました」と戸惑いを見せるファンも少なくない。

 花田秀虎という名前を見て、相撲ファンが真っ先に思い浮かべたのが第66代横綱・若乃花(花田虎上)だろう。現在はタレントとして活躍し《顔も似てるのに無関係とは》との声もあがった。名字が同じ“花田”であることに加え、ある共通点が勘違いに拍車をかけている。

「若乃花(花田虎上)さんは2000年に大相撲を引退した後、翌2001年にアメリカンフットボールの社会人リーグ『Xリーグ』に挑戦し、プロリーグのNFL入りを目指して渡米しています。相撲を辞めた時から『アメリカに行ってスポーツやりたい』と思っていたそうで、当時数本持っていたレギュラー番組も置いて渡米したと、アメリカ挑戦の覚悟をラジオで語っていました」(相撲ライター)

 一方、レスリングで全国優勝した父と柔道指導者の母といった格闘技一家で育った花田秀虎は、2020年・日体大1年時に全日本相撲選手権で優勝し「アマチュア横綱」の称号を獲得。2022年のワールドゲームズ(米国)相撲競技の重量級決勝では、1学年上の現・横綱大の里を破り、世界一に輝いている。

角界入りならず

 角界入りが期待されつつも日本人初のNFL選手を目指し渡米。NFLの外国人選手発掘プログラム『PP』への参加を目指した花田だったが、参加資格は得られずNFL入りは極めて難しくなったという。

「今年1月に帰国後は、大相撲入りが期待されていましたが8月に断念したことが報じられていました。かねてより相撲界、米国のプロレス団体『WWE』、アメフト再挑戦で検討していたこともあり結局『WWE』入りを選択したようです。

 花田さんは、元々『WWE』と育成的な契約(NIL契約)を交わしてはいましたが、プロレス経験のない日本人が『WWE』と正式契約するのは異例ではないでしょうか」(前出・相撲ライター)

 相撲でアマ日本一、アメフトでNFLを目指し、そして世界最大規模のプロレス団体と、これだけ異なる世界を渡り歩く経歴は極めて異例と言っていい。大相撲入りを期待されていたが「将来、日本人のWWE世界王者誕生の予感」「ロックだってアメフトから転向で大成功してる」と早くもプロレスラー花田秀虎が期待されている。

 名字と経歴の偶然から勘違いされた花田秀虎。相撲ファンの惜しむ気持ちは、新天地への大きなエールへと変わっていくだろう──。