11月1日、フィギュアスケート・グランプリシリーズのカナダ大会がおこなわれ、今季からシニアに参戦した18歳の島田麻央選手がデビュー戦で異次元の滑りを披露。初出場にして初優勝を掴み取り、話題になっている。一方、惜しくも4位だった三宅咲綺選手に対しても称賛の声が続々と届いている。
大学時代に坂本花織から受けた勧誘
23歳の三宅も今回がGP初出場。10月31日のSPでは、冒頭で3回転の連続トーループを決めると後半の3回転ルッツなども成功させた。躍動感のあるサンバのリズムに乗って軽快なステップで舞い、笑顔でフィニッシュ。自己ベストの71.95点をマークし、4位発進となった。
「迎えた11月1日、フリーでは白い衣装で登場。冒頭のトリプルアクセルでは着地が乱れてしまいましたが、その後は連続3回転トーループを成功させ、後半のコンビネーションジャンプなどもしっかり決めました。曲は、昨シーズンから継続して『ナザレのマリア』を使用。最後まで情感たっぷりな滑りでした」(スポーツ紙記者)
滑り終わった後、キスアンドクライで得点を待ちながら「お願いします」とつぶやいていた様子の三宅。結果はフリー138.14点でショートとの合計は210.09点。SP、フリーともに自己ベストを更新する高得点だったが、惜しくも4位に終わり表彰台は逃した。
演技後にはインタビューにも対応。「途中から、やっぱりここまで頑張ったなら表彰台に乗りたいっていう気持ちとか、いろいろこみ上げてはきたんですけど。やっぱり自分のできることを最大限やるというのが今回の目標だったので。表彰台に上がれなくても自分を褒めてあげたい」と語った。
「三宅さんは2002年11月23日生まれの23歳。岡山県倉敷市出身で、スケートを始めたのは2010年のことでした。岡山理大時代に、五輪銀メダリストで昨シーズン限りで現役引退を表明した坂本花織さんに誘われて神戸に移籍。現在はシスメックスに所属し、坂本さんを長年指導した中野園子コーチらのもとで練習に励んでいます」(前出・スポーツ紙記者)
23歳と遅咲きの海外デビューに、とても神聖でした」「神々しい演技を見ていて涙が出ました」「半端ない躍動感と幸福感、なんて素晴らしい!」「メダル獲得にならなかったのは残念だけど、初めてのGPSでこれだけ活躍できたので次は更なる飛躍があると信じます 頑張れ頑張れ!」「“遅咲き”とはまさにこのことだね」といった称賛の声が続出している。
初めての国際大会で自己ベストを叩き出した三宅。選手層が厚いと言われる日本フィギュア界だが、今後の活躍も楽しみだ。
