藤井風

 シンガーソングライターの藤井風が、台湾で開催したライブでまさかの“パンツ丸出し”パフォーマンスを披露。赤いボクサーパンツ姿に会場が沸き、着用していたものと同じ商品が現地で売り切れる一方、SNSでは「下品」「ちょっと冷めた」と賛否の声が上がっていて……。

藤井風のパフォーマンスが物議

 シンガーソングライターの藤井風が10月31日、台湾・高雄市の高雄国家体育場でワールドツアー『Prema World Tour』の初日公演を開催。約4万5000人の観客を前に、思わぬパフォーマンスを披露して話題になっている。

 注目を集めたのは、ライブ中盤の一幕。事前収録された映像で、司会者に扮したもう1人の藤井から「今夜は何色の下着を履いているのか」と質問されると、藤井はベルトに手をかけ、くるりと後ろを向いた。そのままズボンを下ろし、鮮やかな赤色のボクサーパンツを観客に披露したのだ。

 センターに「財庫」と書かれ金色の小判や元宝など、縁起のよさそうなモチーフが全面にプリントされた、なんともインパクトのあるデザイン。突然の展開に会場からは大きな歓声が上がり、台湾の現地メディアも相次いでこの場面を報じ、ハロウィーンのサプライズとして紹介した。しかし、ここで終わらないのが藤井劇場。

藤井風のパンツ丸出しパフォーマンス。現地メディアはモザイクで報道(台湾の『台視新聞TTVNEWS』のYouTubeチャンネルより)

「台湾メディアによると、着用していたものと同じ柄の下着を求めるファンが続出。1枚87台湾ドル(約400円)の商品が一時的に売り切れになったそうです。

 藤井さんは、音楽だけでなくライブの演出にも独特の遊び心を取り入れるアーティストのひとり。今回の下着も、単に肌を見せるというより、台湾らしい縁起物を取り入れたユーモアのある演出だったのでしょう。まさか着用していた商品まで売り切れるとは、本人も予想していなかったかもしれませんね」(音楽誌ライター)

過去にあった全裸MV疑惑

 2026年1月に公開された楽曲『It Ain't Over』のミュージックビデオでも、海の中で全裸を思わせる姿でサックスを演奏する場面が登場。シルエットを生かした大胆な演出が話題となり、当時は《海とサックスとfujiikazeしか出てこないMVマジで美しい》など、独特の世界観を称賛する声が寄せられていた。

 こうした型にはまらない表現も藤井の魅力として受け止められてきたが、今回のステージ上での振る舞いには、少し違った反応も見られた。

《下品なパフォーマンスはやめてほしい》
《人前でチャックを下ろす行為自体、不特定多数に見せる行動じゃない》
《これはちょっと冷めた。なんかいろいろガッカリ》
《デビュー後はもっとちゃんと歌っていた》

 といった厳しい意見が上がる一方で、

《それでこそ藤井風》
《茶目っ気たっぷりな風さん、私は嫌いじゃない》
《まさか本当に脱ぐとは思わなかった》

 など、今回の演出を藤井らしいユーモアとして楽しむファンもいる。

ライブ終了後、藤井風と同じデザインの下着が一時的に品切れになったそう(台湾のニュースメディア『Newtalk』より)

 藤井といえば、2020年のメジャーデビュー以降、ピアノの弾き語りを軸にR&Bやソウルなど幅広いジャンルを取り入れ、独自の音楽性を確立してきた。2025年9月には全編英語詞のアルバム『Prema』をリリースするなど、国内にとどまらず海外にも活動の場を広げている。

「ステージ上での型破りな振る舞いや、飾らないユーモアも藤井さんの魅力のひとつ。過去のMVで見せた大胆な演出も含め、従来のアーティスト像にとらわれない姿勢を支持するファンが多いのが証拠です。

 ただ、今回のように身体を使ったパフォーマンスとなると、受け止め方は人それぞれ。音楽や人柄を好意的に見てきたファンからも戸惑いの声が上がったのは、それだけ藤井に寄せる期待が大きいからかもしれません」(前出・音楽誌ライター)

 約4万5000人を前に披露した、まさかのパンツ姿。藤井らしい自由奔放なパフォーマンスとして歓迎する人もいれば、これまでのイメージとのギャップに戸惑う人も。音楽で世界を魅了する一方、ステージ上での予想外の振る舞いでも注目を集める型破りなスタイルは、今後もファンの間で議論を呼びそうだ。